jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。

変異ウイルスが広まる前の今,「三つの禁止」を提案

筆者は現在テレワーク中である。2021/1/7の緊急事態宣言以後は,会社に宣言して1カ月間の完全テレワークに移行した。この会社は,基本的にテレワークは指導していないので,自主的に遂行している。新型コロナウイルス禍が始まって以来,第二波ごろにやっとマスク着用とアルコール消毒,常時換気が実施されたが,これも会社が入っている施設からの要請でようやく動いた形だ。

 一般のオフィスワーク企業の対応は,すべてトップの意向次第である。筆者は1ワーカー,しかも契約社員なので,何の発言権もない。トップが楽観論なので仕方がない。身を守るには,自主的な行動しかない。

 2020年7月ごろの第二波以降,使い捨て(ワンタイム)マスクも市場に戻って来,4月以降の「アベノマスク」騒ぎで布マスクの自主製作から市販による着用の広がりがあり,さらに電車などの公共交通機関での窓開け,マスク着用,会話自粛呼びかけがようやく当たり前に行われるようになったので,筆者的には「テレワークでなくても,勘どころを押さえれば感染拡大は防げる」というのが,今の気持ちであり,飲食店の「2人以上の入店お断り」「お1人様は歓迎」が明確な対応法 - jeyseni's diary (hatenablog.com) を提案している次第である。筆者は弁当派で外食をほとんどしないので,外食産業に貢献していない。テレワークしていても同じなので,自分にとってメリットの大きいテレワークを選んでいるだけである。上記ブログを見ていただき,ご賛同いただけるようなら,他人との接触,会話,会食をなくしながら,外食産業を助けるという意味で,出勤していただくことに反対はしない。

 二度目の緊急事態宣言で,医師会や専門家会議からの悲痛な訴えはあるものの,政府,特に首相の態度があいまいなことともあって,緊張感が全くない。逆に「入院を拒否した人には罰金を科す」なんて議論だけがあって,本質的に締め付けるべきところがユルユルのままである。医療崩壊から「医療壊滅」という言葉まで飛び出しているのに,感染拡大を抑える方法が提示されない。あまりにも楽観論で進めてきているのではなかろうか。

 イギリスで感染拡大をしているウイルスが,感染力の高い変異ウイルスのようで,これを抑えるためにワクチン接種を急いでいる理由がよくわかる。アフリカ,ブラジルで確認された別の変異ウイルスも,もう日本に到着している。空港の検疫もどうも穴だらけのようで,市中への持ち込みが進んでいるのではないかと気になる。2020/12/1に書いたブログ「出島」と「関所」をもう一度 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 。その直前に,ビジネスでの海外との行き来を許可したことが,海外からの変異ウイルス侵入を許してしまうのではないか,という懸念がある。

 せっかくの緊急事態宣言である。もっと厳しく締め付けた方がいいと思う。著名な美容整形医師が「鎖国内需拡大だ」と叫んでいるが,この宣言中は海外との行き来を「禁止」して変異ウイルスの侵入を本気で阻止し,その分を日本の中で「ア話会」(アルコール+会話+会食)なしでの外食を盛り立てるよう,店舗入り口での2人以上の入店を「禁止」,対面の会話「禁止」という「三つの禁止」で,経済(内需)を動かしながら感染拡大を抑えることを提案したいと思う。

 会話はマスク着用は必須だが,電話,さらにはLINEなどでのテレビ電話,zoom会議などでもいいのではないだろうか。一時期,若者たち,特に恋人どおしでも,目の前の相手とケータイでチャットする,という異様な光景が見られたが,これが実は先進的な若者がリードする新しいコミュニケーションスタイルなのではないだろうか。筆者もチャットは比較的好きである。チャットで会話を始めて,少ししてからテレビ電話に切り替えてお互いの表情を確認して会話を終える,といったスタイルが,スマートなのかもしれない。

 正直,zoom会議はやはり苦手である。パソコンの前で身じろぎ一つできなかったり,意思を伝えるためにわざとオーバーな動作をしなければならなかったり,さらに参加者全員の視線が自分に向いているように見えることが,ストレスの原因ではないだろうか。インタフェースをもう一工夫してもらいたい。提案としては,普通の会議室のように,机の周りに参加者がいて,発言する人だけ自分の方を向かせるとか,横にいる人の視線が来ないようにすることだ。3D空間内にアバターを配置したバーチャル会議を提案している企業が海外で何社もある。日本の分身ロボットOriHimeについて書いたのは2020/4/1のことだったテレワークと分身ロボットOriHime--そしてその先へ - jeyseni's diary (hatenablog.com)。自分で契約して,会社に置いて,会議のときには会議室に連れていってもらう,ということまで考えたのだが,まったく関心のない会社なので,困ったものだと思う。またソリューションを探してみようと思う。

 

飲食店の「2人以上の入店お断り」「お1人様は歓迎」が明確な対応法

「個食」と「キッチンカー」のダブル店舗で経済を動かしながら感染拡大を防ぐ - jeyseni's diary (hatenablog.com) というブログを午前中に書いたが,飲食店からお客様に向かってのより明確なメッセージを示した方がわかりやすいと思って,書き直すことにした。タイトルにあるように,「2人以上の入店お断り」「お1人様は歓迎」と,店頭に張り出すことを提案する。

 何度も書いているが,感染拡大の最大の原因は,「飲食中の会話」である,と明確になってきている。しかし,知っている2人以上のメンバーが同時に店に入って,会話をしない,ということはほぼありえない。料理が運ばれるまではマスクを着用していても,食事中はマスクを外すだろう。その時に,「全く会話をしない」ことはまことに不自然である。「食事が終わったら,またマスクをつけて会話を楽しめる」と言われているが,そもそもそういう態勢が不自然である。飲食店側も,それを注意することもできない。そこに葛藤がある。

 ならば,2人以上で来店したお客様をお断りし,1人客のみの入店を許可する,という対応を厳守すること,また2人以上の来店をお断りすることを政府や自治体が推奨することを宣言すべきではないのか。

 これは夜に限ったことではない。ランチ営業でも同じである。「食事を提供する」ことに徹し,「会話の場を提供するのではない」と明確にしてはどうだろうか。

 夜の営業でもこれは同じである。お1人様は大歓迎である。これなら,アルコールを提供しても,1人でバカ騒ぎをする人はいない。静かに飲んで食べて,帰っていただける。時短営業しなくてもいい。2人以上のお客様は来なくなるため,客数は減るかもしれないが,その分,営業時間を延ばしてもいいことにすれば,補える。

 喫茶店も,本来は2人以上で来店して会話を楽しむ場だが,こちらもお1人様限定での営業に限るのである。

 もちろんのことだが,家族での入店は問題ない。それは家というホワイトゾーンの人たちの集まりだからである。このホワイトゾーンに外からウイルスを持ち込まないためにも,食事時に2人以上でいることを禁止するために,上記の対応を提案する。

 1か2以上という非常に明確な線引きができるため,やれ4人以上だ5人以上だ,などとバカげた議論をする必要もない。打ち合わせ時に会食する悪しき習慣もやめればいい。

 人の流れを止めず,経済の流れを止めず,しかも感染拡大を抑えるには,この方法しかない。テレワークももちろん結構だが,それだとオフィス街の飲食店が疲弊してしまう。出勤時の公共交通機関が窓開け,マスク着用,会話禁止という対応をするようになったので,通勤,通学時にべちゃくちゃしゃべらなければこの移動はOKである。あとは外食時に1人で出かけ,1人で食事を済ませ,またオフィスに戻る,ということを守れば,飲食店の経営も支えられるし,自らの感染のリスクも減らせられる。また,テイクアウトや弁当店の利用も,もちろんお薦めである。

 正直,今の段階ではこれしか方法がないと思うが,どうだろうか。

「個食」と「キッチンカー」のダブル店舗で経済を動かしながら感染拡大を防ぐ

2021/1/7に始まった第2回緊急事態宣言。正直,2/7に終わるとは思えない。7府県が加わった1/12を開始日とする2/12でもまだ終わらない。経済の崩壊もそうだが,医療の崩壊が先に来そうだ。心配したとおり,入院先が決まらないまま亡くなるケースが出てきた。東京だけで,待機患者が7000人という。病院が受け入れられない状態を医療崩壊と言わずして,なんというのだろうか。

 やはり「ア話食」(アルコール+会話+会食)を止めなければならない。

①オフィスワーカー──テレワークがベストだが,公共交通機関でオフィスに移動し,黙々と仕事をして家に帰るのはOK。ただし,オフィスでの会話,会議,会食をしない方法を考える。締め切った部屋での密な会議はしない。オープンなスペースでマスクを使っての短時間の打ち合わせはOK。弁当の個食,1人での外食もOK。要は,マスクなしで会話することを避ければ,感染の拡大や罹患のリスクを下げられる。

②工場ワーカー──通勤は①同様OK。現場ではマスク着用,密がなければOK。食事は従来は時間を決めて集中的に食堂で取るケースが多かったが,席数の削減,アクリル板などで個食状態にする。

③サービス業──通勤は①同様OK。お客様へのサービスは,マスク着用,短時間ならば可。食事は個食。

④飲食業──個食のお客様中心の営業方式にシフトする。店舗,弁当などの持ち帰り,配達など。宅配業者などとのタッグ。

⑤旅館・ホテル業──お客様は複数で来られるが,家族旅行はOK。家族以外のペア,団体の旅行は禁止(結婚前提の旅行も禁止)。

 つまり,やはり飲食するためにマスクを外しているときの「会話」が,もっとも感染拡大リスクが高いので,そこだけをなくす方法を徹底することである。一人で食事する場合は,マスクを外しても話をしないから問題ない。「個食」をどう推進するかを考えればいい。

 経済を動かすには,人とモノを動かさなければならない。人を動かしても感染を拡大させないためには,感染している可能性のある人との接触と会話を避ければいい。食事を個別にするために,ワーカーは「弁当」,飲食店は「個食」対応を徹底する。会食,会合は禁止。特にアルコールが入ると緊張が緩み,マスクなしでの会話が多くなる。一人でアルコールを飲んでも,緊張が緩んでマスクなしで公共交通機関を利用したりする。

 まず,飲食店の営業短縮を解除すべきだろう。その代わり,複数客での利用の禁止,食事中の会話禁止,そしてアルコールの提供の禁止である。

 もし,アルコールを飲みながらの会合,会食が必要なら,リモート飲み会をするように,飲食店側がプロデュースし,料理やアルコールを宅配するようなサービスをどんどん開発すればいい。宅配サービスなどとの提携は,このためにある。

 今,人が毎日集まるのは,スーパーマーケットや駅である。この2つの施設は,飲食店にスペースを提供して,テイクアウトできるような協業をしてほしい。付加価値のある料理を提供できる場所を増やせないか。あるいは,飲食店がキッチンカーでの営業展開をするような業態に変化することを進めてはどうだろうか。

 店では個食対応,そして仕事の半分はキッチンカーでの調理出前のダブル店舗で営業して,経済を動かすことを提案する。

新型コロナウイルスで「専門家」の問題点が噴出か

筆者は,モノづくりが好きで,子供のころから発明工夫展などに作品を出したりしていた。単に好きだった。親になってからも,子供たちの夏休みの工作の宿題の手伝いをするのが楽しかった。自分でいろいろと部屋の改造をするのも趣味だが,最近紹介されているような洒落たインテリアだの,本格的DIY工具の利用だの,そんな美的な才能はない。基本的に機能重視,コスト重視である。

 インターネットが普及し,普通の人が情報発信できるようになって,このモノづくりの聖域にも一般人が情報発信を始めた。「自作〇〇」で検索すると,山のように情報がヒットする。料理,アクセサリー,リフォームなどの工夫から,製品使用レポート,怪しげな実験まで,さまざまだ。独自の情報収集ができなくなったマスコミが,このプチ素人さんをピックアップし,メディアで紹介し,多くの「カリスマ〇〇」が誕生した。そして本を書かせて出版し,ブームが去ればポイっと捨てて,次のネタ探しに奔走する。それでも,個人で無料販売サイトを利用したり,情報発信したり,オンラインで教室を開いたりできるような時代である。さまざまな「専門家」が世の中に出現した。

 「専門家」で厄介なのは,もともと別分野で活躍していたような人たちが幅を利かせてきていることである。いちばん厄介なのが芸人だったり,芸能人だったりする場合である。昔からゴルフ番組の常連ゲストだったり,釣り番組,麻雀などにこうした人たちが登場してきた。芸能人の存在感により,番組の視聴率も上がる。いわばコマーシャル効果である。「この人はこういう趣味なのか」という情報がわかるのはいいが,ある意味での素人講釈が始まるのが,鼻につく。しかし,番組制作者はご機嫌取りが必要なので,言われるがまま番組を作って放送する。これに視聴者も騙される,という流れである。DIY番組,料理番組など,ほとんどこの「専門家」の宣伝番組になっているのではないか。「評論家」と呼ばれる専門家たちも,結局は自身や自身の所属機関の宣伝窓口になっているだけなのではないか。

 スポーツや趣味などは,まあお遊びの世界なので好きな人たちが関心を持てばいいのだが,問題は,災害や今回の医療での「専門家」によるミスリードや,「専門家」の宣伝広告化が見えてきたことである。

 災害時,コメントする専門家の多くは,大学の防災関連や気象関連の研究者であったり,気象庁などの公的機関の担当者だったりする。正直,マスコミ報道でのコメントの内容は,素人が考えてもわかるような内容だったり,逆に「知っていたなら,なぜもっと早くアピールしなかったのか」と思えるような内容だったりする。「想定外」という言葉が使われると,それでも専門家かと反発したくなったりするし,そのあとで「数十年に1回の」とか「数年に1回の」という表現をされると,またキツネにつままれたような感じになる。逆に予想が空振りになると,次回の危機のときに信頼できなくなってくる。もうAIに任せた方がいいのではないかと思ったりする。

 今回の新型コロナウイルスでメディア報道に出てくる「専門家」についても,怪しい噂が聞かれるようになっている。感染症の専門家として,国の機関である国立感染症研究所からの情報発信は真実だとして,市中のさまざまな医院の「専門家」がコメンテーターとして登場する。普段からインフルエンザにも対応している医者だから,経験も豊富で,コメントも正しいと思っている。

 しかし,某医院では,新型コロナウイルスについての電話相談をかなりの高額の有料化したり,PCR検査も「優先的にできる」として値段を吊り上げたりしている,といったうわさが出始めた。自由診療であり,自己采配での経営なので,客である一般人がそれを適正と考えれば,需要と供給の経済原理が成り立つ。

 広告を出して,自分たちのサービスや価格を公共の情報として提示するのは,広告で成り立っているメディアの一つの経済の形である。しかし,ゲストコメンテーターという立場で招へいされて,その情報発信を利用して集客・課金するのは,いささかルール違反のように思う。ましてや,新型コロナウイルスの場合は,一般素人の恐怖心を煽り,安心神話を生ませる,という心理効果も手伝っている。

 すでに,複数のクリニックが,PCR検査の価格を示した広告を出して,活動をしている。価格が安ければいいというものでもない,というのが,今回の新型コロナウイルス禍の厄介なところである。

 これには,メディア側の認識の甘さもあるだろう。「専門家」を連れてくれば,視聴者は満足するだろう,ぐらいの気持ちなのかもしれない。さらにこういう事実が発覚すると,番組制作者側との裏取引があるのではないか,という勘繰りもしたくなる。

 政治家を信じられない。「先生」を信じられない(医者,弁護士,教員,政治家など)。公僕も信じられない(自治体,警察,自衛隊など)。企業も信じられない(食品偽装,談合,リベートなど)。国の制度も信じられない(年金,健康保険など)。

 そもそも,この時期にワイドショーで1時間も出演している「専門家」がいることが,おかしい,ということなのかもしれない。現在,新型コロナウイルスの患者を直接診療している医療機関は,医療ひっ迫から医療崩壊へと突き進んでいる。感染症法によって「指定感染症」とされた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,指定医療機関でしか処置ができない。この感染症法が改正されて「新型インフルエンザ等感染症」に分類されると,一般の医療機関でも診察,診療,治療が受けられるようになり,新型コロナウイルス感染症に対応できる医療関係者の数は一気に増えて,現在のような入院病棟の満床ギリギリ状態や,感染確認者の対応保留中といった状況はかなり改善できる。逆に,市中の医院でのクラスター発生などの感染拡大が起きてしまうかもしれないため,感染症法の改正は行われない,というのが現在の見方だろう。

 ならば一般の医療機関は,次に予想される「ワクチンの大量接種」に応える準備をしておいてもらいたいものである。ワクチン接種が解禁されると,インフルエンザワクチンと同様,接種希望者が殺到して密状態になったり,数日でワクチンがなくなったりする。

 インフルエンザワクチンの場合でも,ワクチンが足りなくて受けられない人が出る一方で,さっさと2回の接種をしてしまう不届き者も数多く見られる。海外のワクチン接種の状況を見ていると,全員が整理券のようなものを見せて,受診している。これはおそらく行政機関が発行したワクチン接種のための整理券だろう。国民皆保険というのは,そういう情報をきちんと整理し,不公平にならないような仕事をすることが当たり前だと思うのだが,おそらくフタを開けてみるとまた大混乱が起きることは目に見えている。

 肝いりで登場したマイナンバー制度はいったいどうなっているのか。個人への一律配布など,このデータを元にすれば簡単なのではないのか。事業補助についても,毎年毎年,確定申告で個人事業主も含めて各事業体の収入などの数字は把握しているはずなので,それに応じた資金援助を自動的にすればいいのではないのか。総額を把握しているのなら,逆算すれば必要な予算も一発で計算できるのではないか。

 中国のような完全管理社会がいいとは思わないが,せっかくのデータベースが全く活用されていないのが日本である。「専門家」の問題点は,その抜け道を利用しているとしか思えない。

 「専門家」かもしれない一般クリニックの先生方,ワクチン接種が始まったら,テレビ出演などせずに,寝食を忘れて一般人のために活動してくださることを期待する。

ワクチンでの注射針の刺し方--世界の常識が日本では違うらしい

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。イギリス,南アフリカ,そしてブラジルで感染力が強いという変異ウイルスが,さらに感染拡大を加速させている。

 経済活動をこれ以上止められないイギリスでは,ワクチンの接種を積極的に進めている。アフリカでもワクチン接種が始まった。アメリカでは接種を進めているが,接種に応じない人がかなりいるらしく,予定の半分以下ぐらいしか進んでいない。さらにフランスはワクチンは供給されているものの,行政の不備でほとんど接種が進んでいないという。

 逆にイスラエルは1月19日からワクチン接種が始まり,人口の30%近くの200万人以上が接種が済んでいるという。東京の人口と同じ人が受けており,高齢者は70%以上が接種済みらしい。UAEも人口の17%が接種済みらしい。

 日本では,2021年2月末から医療関係者への接種が始まる予定である。一般の人に対しては4月だろうか。緊急事態宣言の期間が2月7日までだが,1月7日に首都圏1都3県に出されたあと,やっと1月12日に関西の2府1県,中部の2県,そして福岡,栃木も加えることになった。だらだら感がまた出てしまった。2月7日までと発表されているが,結局2月7日では終えず,首都圏も含めて1カ月後の2月12日まで延びるのだろう。さらにここにまた複数の県が段階的に加わると,それに従って期間が延びる。要請の内容もあいまいで,結局,感染拡大の抑制効果は出ないだろう。早く日本での一般のワクチン接種を始めるべきだと考える。それでも,日本人へのワクチン接種が始まると,一部で出るであろう副反応をマスコミが大げさに取り上げ,いったん中止,などの措置が取られることになるだろう。

 さて,ニュースで紹介されている海外のワクチン接種の様子を見て,注射の打ち方の違いに気づいた。どの国も注射器の針を皮膚に直角にかなり深く刺して注射している。日本は皮膚に対して斜めに針を刺して注射する。今回のワクチンは,皮下注射ではなく,筋肉注射しないといけないのだろうか,なんだか痛そうだな,と思っていた。

 ところが,実はこの筋肉注射は,世界では常識なんだそうだ。新型コロナウイルスのコメントでたびたび登場されるナビタスクリニックの久住英二先生のホームページでの解説がわかりやすかった。

navitasclinic.jp

 日本では過去に,小児への筋肉注射で数千人の筋肉マヒが出たために,皮下注射が中心となり,これが日本の常識になってしまったようだ。上記の先生のホームページでの解説を参考にしていただければ,筋肉注射の合理性が理解できるだろう。

 ただ,医療従事者もこの筋肉注射の施術の訓練をあまり受けていないのではないか。また,注射を受ける側も,筋肉注射についての経験がほとんどないため,抵抗があるのではないか。

 筆者も,生まれてこのかた60年余,筋肉注射の経験は一度だけしかない。小学生のときにはしかで発熱し,医者の訪問を受けたときにお尻に筋肉注射を受けたのを覚えているだけである。筆者はうつ伏せになっていたので針が刺さる瞬間は見なかったが,チクッとしたときに後ろを振り向いて針が垂直に突き刺さっているのを覚えている。

 もっとも最近のインフルエンザワクチンの注射は,針が短いものの,皮下注射ではなく筋肉注射をしているのかもしれない。

 ただ,映像で見る新型コロナウイルスのワクチン注射の針は,長さが3cmぐらいはありそうだ。なんとなく痛そうに見えるが,実は大丈夫なのだと信じて,受けたいと思っている。医療関係者の皆さんも,「新型コロナウイルスのワクチン注射は,こういう方法ですよ」と横の連携を取って,自信を持って接種を進めていただきたい。

空調服メーカーさん,N95フィルタ追加で医療用への改良を

「我が家」というウイルス不感染空間をホワイトエリアとして守るためには,“宇宙服”のような防護服を着て出かけ,家に入る前に服ごとシャワーを浴びるような方法が,最終的には必要なのではないかと紹介した(最後の切り札は「宇宙服」 - jeyseni's diary (hatenablog.com))。半分は冗談(そうなって欲しくない)だが,半分は本気である。地球温暖化による環境破壊も歯止めがかからなくなった場合は,我が家は地下シェルターになるかもしれず,そこから出るには正直,宇宙服並みの性能が必要かもしれない。そうならないことを本当に祈りたい。
 しかし,新型コロナウイルスと戦う今の医療現場では,医療関係者をいかにウイルス感染から防ぐかが課題になる。現在は,レインコートのような防護服と手袋,フェースシールド,N95マスク,ゴーグルなどで身を守っているが,問題点としては,診療後に服を脱ぐときに誤って吸い込んだり,手指について粘膜感染をしたりする可能性を100%否定できないところである。そして,使用後に廃棄しなければならず,廃棄の際にも万全の注意が必要な点である。使い捨てが原則となり,供給が間に合わない状況もまだ改善していない。

 そのうち,一般人でも必要になるかもしれない“宇宙服”だが,医療関係者にとっては欲しいアイテムの一つかもしれない。

 「化学防護服」というアイテムがある。1995年に起きた地下鉄サリン事件で,現場に入って救護に当たった警察,消防,自衛隊が着用していた。まるでカニのような上半身の防護服である。

 化学防護服は,化学物質やバイオハザード用途で使われているが,防護が最大の目的であり,快適性は残念ながら二の次になっている。短時間での危険作業に適している。

 ここに空調服の快適性ノウハウを加えられないか,というのが今回の提案である。

 空調服は,腰のところに取り付けた2つのファンで外気を取り入れ,襟元や手首から服の中の熱気や湿気を追い出すことで,暑い環境での長時間作業時の快適性を確保する。ファンから取り入れる空気は,その場の空気だが,ここに医療用のN95相当のフィルターを付けて,ウイルスフィルタリングされた空気を服内に導入する。服の中は陽圧になっているので,外気が服内に入ることはない。

 化学防護服や,医療用防護服の難点は,空調を考えていないことと,見た目の安っぽさである。機能重視だから仕方がない。一方,空調服は,作業現場で使われることもあり,作業着以上にファッショナブルになっている。女性の使用者も増えている。

 ということで,空調服N95フィルタを組み合わせた医療用の格好いい空調服を開発してほしいのである。一般の空調服は,頭までは覆っていない。フードを被ったような形で頭を覆い,さらにフェイスシールドの使用を前提とする。そうすれば,腰のファンから取り入れた空気は,顔から排出されることになり,多少オープンでも外気を吸い込むことはない。蒸れもなく,温度上昇も抑えられ,快適に医療行為を行うことができる。

 1日が終わったら,全身シャワーを浴びられるような素材で開発することが求められる。ここは現在の空調服と違うところである。新しいトライアルは必要だが,まずはウイルスフリー(できるだけ)な空気を取り入れられるファン部を改良し,供給してはどうだろうか。

 使い捨ての医療用防護服は,1枚1000円ぐらいからあるが,1日で捨てるにはあまりにももったいない気がする。全身防護で,しかも空調機能があり,服を着たままシャワーを浴びて再使用できる空調服であれば,たとえば2万円ぐらいの値付けでも医療関係者にとってはありがたいのではないだろうか。

 ぜひ開発してほしい。動きは少し制限されるが,空調服のファンの位置に外部からホースをつないでウイルスフリーな空気を直接送り込んでもいい。冷気を吹き込んでもいい。これの方が早く開発できるのなら,まずこのタイプで提案してほしい。

 この新しい医療用空調服であれば,脱ぐ前に全身シャワーで洗い流すことができ,使用する医療関係者も安心して再使用ができるというメリットもある。医療関係者の「安全」「安心」,そして「快適」というストレス低減ができること,そして何よりも「着ていて格好いい」というところが,ポイントである。

「今,感染しても,病院では受け付けません」と言われたらどうですか

地球温暖化がこのまま進むと,10年後の2030年に限界点を迎え,後戻りできなくなるという。そして2100年には,平均気温が現在より+4℃となるという。+4℃というと大したことがないようにみえるが,日本でいえば夏が40℃になるだけではない。北極,南極,氷河がすべて溶け,海水温がさらに上昇し,熱帯雨林が草原に変わり,二酸化炭素の吸収もできなければ,山火事も広がり放題になるという。

 こういう地球で,人類が生き残れるかどうかそのものが疑問だ。食糧がなくなってしまうからだ。すでに,それ以前に,地球上の他の生物,特に植物や動物が絶滅する。人類が生存に必要な酸素濃度も確保できないかもしれない。

 このような環境だと,宇宙服が必要になるかもしれないと書いた。最後の切り札は「宇宙服」 - jeyseni's diary (hatenablog.com) しかし,宇宙服の中を快適にするための空調用エネルギーや生き残るための酸素供給,そして生きるための食糧の確保のことを考えると,一般用宇宙服の開発だけでは間に合わない。

 この地球温暖化の阻止のことを真剣に考えなければならないタイミングで,2020年に新型コロナウイルス禍が襲った。まず目の前の敵との戦いに勝つことが優先される。

 今日1月11日時点で,世界の死者数は191万人を超えている。スペイン風邪では,世界人口18億人中4000万人が死亡,AIDSでは過去20年間で6500万人が感染し2500万人が死亡したという。結核では毎年400万人が,マラリアでは100~200万人が死亡しているという。天然痘は唯一,人類が闘いに勝った感染症だという。紀元前からあるとされているが,50年で人口が8000万人から1000万人に減少したという記録もあるらしい。

 現在の世界人口は72億人という。正直,仮にスペイン風邪クラスの4000万人が死亡したとしても,世界人口の0.5%に過ぎない。母数が大きいだけに,1人当たりの死亡の意味がどんどん薄くなっている。マラリアの被害を受けている東南アジア,AIDSの被害を受けているアフリカで死が日常の出来事になっているのに対し,先進国では感染死に対する心理的な免疫がない。日本を含む先進国で医療崩壊が叫ばれているが,開発途上国ではもともと医療体制すらない状態で,何の治療も受けられずに死んでいく子供が多数いる。

 国民皆保険を実現している日本は,医療行為を全員が受けられるため,死亡者1人を出すこと自体が問題なのである。その日本での死者数は4000人を超えた。おそらく,このほぼ全数が病院での死亡と思われる。病院で運ばれてすぐに亡くなった方もおられるが,多くは重症化して人工呼吸器やECMOの使用を受けた上で数週間から1カ月の入院後の死亡ではないかと思われる。医療崩壊を招いているのは,この手厚い治療・看護体制を取っているからである。1日あたり2000人の感染確認者で医療崩壊する日本に対し,1日あたり10万人,20万人が感染確認されている各国で医療がギリギリながら維持されているのは,おそらく感染確認されても医療機関を受診できず,また重症化しても一部の患者しか徹底治療・介護が受けられず,死亡していく人が多いからではないのだろうか。日本では法律上は土葬が許されていないため,火葬することになるが,この火葬設備にも処理能力の限界がある。欧米では,医療機関で命を救えなくても埋葬は比較的スムーズに行われるが,日本ではここでもボトルネックがある。

 現在,新型コロナウイルスに感染すると,その治療も治療に至るまでの施設での待機も,基本的に公費が使われる。第三波のここに来て,症状のない人に自宅待機をさせるケースが増えているが,ここには公費は使われない。その結果,症状が急に重症化し,病院で間に合わずに亡くなるケースが増えている。国民皆保険でありながら,医療機関が受け入れないという矛盾が生じている。これが日本の医療崩壊である。

 正直,今感染しても,医療機関が受け入れないケースが増えていると思う。ここを勘違いしている人が多いと思う。感染しないようにしなければ,医療行為を受けられないかもしれない,ということをもっと強く訴えなければ,感染拡大だけでなく,死亡者数の拡大にも歯止めがかからなくなる。同じ死亡でも,手厚い医療・看護を受けたのちの死亡と,医療から放置されたことによる死亡が,同じように語られる。前者はどうせ有名人のケースであって税金の無駄使いであり,逆に後者は貧乏人のケースであり,いわば見殺しである。死亡者数の発表の中に,入院日数というパラメーターを加えると,後者の割合がどんどん増えてくることが考えられる。

 緊急事態宣言が出ても,人の動きはあまり変わらない。首都圏だけでなく,近畿3府県,名古屋2県が緊急事態宣言の対象となることを要請しているが,これは国の税金を投入できる権利を得ることが目的である。地方自治体に,独自の予算はない。しかし,国の予算も限られている。「限定的な緊急事態宣言」は予算削減のため,というのが本音ではないのか。

 イギリスでもフランスでも,現在もロックダウンが続いている。経済はおそらく停滞しているだろう。しかし,最後の手段としてのワクチン接種を先行して進めることで,短期間での収束を勝ち取り,その後に経済を復活させる,というメリハリのある政策を打ち出している。日本はこのままズルズルと,いや一気に爆発的に感染確認者だけでなく死亡者数の急増を招くことが予想される。

 「今感染されても,病院では受け付けません」と言われたら,真剣に自分の行動を考えるのではないか。医療崩壊とは,そこまで来ているということである。だれか,このメッセージを広げてはくれないだろうか。

 【訂正】国民皆保険は世界で日本が唯一と先に書いたが,「ユニバーサルヘルスケア」として世界で約60カ国が実施しているとのこと。イギリス,ドイツ,オーストラリアも実施しているほか,後述するイスラエルでも実施されている。