jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ロシア

2022年、世界を動かすモノは何かを考えた--動かないアメリカ,動けないロシア,間隙をぬって台頭する中国

2020年は、地球も世界も言わば分岐点で乗り誤った年だったように思える。何だか、ここのところ、無為感に囚われている。いやな発想ばかり浮かぶ。 地球温暖化が言われて20年経った。人類は相変わらず化石燃料を燃やしてエネルギーを取り出し、二酸化炭素を放…

ロシア,中国は,地球温暖化を歓迎しているかもしれないという仮説--自前の化石エネルギーで世界征服の野望へ

太平洋地域は,昔から台風の被害を受けてきた。アメリカはハリケーンと巨大竜巻,ヨーロッパは近年は熱波の影響を強く受けている。いずれも気象が大きく関係しており,近年の地球温暖化によって,激甚災害へと発展している。 ところが,ロシアは自然災害の話…

ゼレンスキー大統領の戦い方の問題点--住民退去をまず優先すべきだった

ロシアによるウクライナ侵攻から5ヶ月も経過しようとしている。ロシアにとっては止めるきっかけがなくなり,ウクライナにとっては西側諸国の支援という大義名分のもと,こちらも意地でも戦いを止めようとしない。 自由主義,民主主義の考え方からすれば,自…

ムダ死だった安倍元首相--日本では政治が機能していない。エネルギー,食糧問題でリードできる技術に投資すべき

2022/7/7に安倍晋三・元首相が凶弾に倒れて亡くなった。人の死をどう語るかで語った者の素養も知られてしまうのであまり書きたくもないのだが,政治家として撃たれたのではなく,個人的な恨みの妄想で撃たれたような状況に,筆者は残念さを感じているところ…

「プーチン氏が喪に服してホコを納める」というシナリオに期待--凶弾に倒れた安倍晋三氏の最後の功績として・・

2022/7/8 奈良県で参議院選挙の応援演説中に凶弾に倒れた安倍晋三氏。お悔やみを申し上げる。筆者とほとんど年齢が変わらなかったことに改めて驚きを感じ,これまでの数々の(プラスもマイナスも含めた)業績を振り返ることもあるだろう。 安倍氏と親交のあ…

大国の奢り,小国の下剋上--なぜ人は戦うのか。今は「地球存続の危機」と叫んでも詮ない

ロシアという大国が起こしたウクライナ侵略が泥沼化してしまった。開始から4ヶ月が経過しても終わりが見えない。ウクライナのNATO加盟候補国への承認も,現段階では逆効果となってしまっているように思う。 クリミアを簡単に併合したロシア(プーチン集団)…

ISS(国際宇宙ステーション)のライブカメラに癒やしを求めた件--「地球の7割は海」を改めて認識

久しぶりに仕事が詰まってしまったので,通勤時間と夜中時間を有効活用するために,3日間のテレワークをした。仕事の相手が海外にいたため,時差をうまく使って効率を上げるためである。先方の都合で丸1日,予定がずれ込んだが,何とか間に合わせることがで…

ゼレンスキー大統領の発言に違和感--クリミアまで取り返すことに言及するとは意外

プーチン集団によるウクライナ侵攻から3ヶ月も経ってしまった。マリウポリの製鉄所でのウクライナ兵士の投降により,平和的な道に進むかと思ったが,残念ながらプーチン集団による攻撃は続き,さらにウクライナ軍による反撃も続いている。平和交渉が始まる気…

政治の駆け引きのすごさ--タフ・ニゴシエーションをもう一歩願う

ウクライナ情勢が一瞬の平穏を取り戻したかのように見える。マリウポリの製鉄所で抗戦していたウクライナ軍がロシアに投降し捕虜となったことで,製鉄所への攻撃はいったん止まり,ウクライナ南部・東部がロシアに制圧された形で均衡状態に入っている。 ロシ…

ロシアのウクライナ侵攻が,ロシア正教の後ろ盾とプーチンの「神の代理人」としての立ち位置によって実行されている件--プーチンの考えを変えられるのは日本の上皇・天皇のみでは

ウクライナ侵攻は「宗教戦争」泥沼化の可能性も プーチン氏に「ロシア正教を守る」使命感 (msn.com) 2022/4/22の記事。ロシア正教 vs カトリック,ロシア vs 西欧諸国,そしてロシア系民族 vs ウクライナ系民族など,宗教,民族の対立という構図であるという…

1発の核兵器が数時間で連鎖的な核戦争に進展し,1億人が犠牲になるという試算

兵糧攻めは逆効果か--窮鼠猫を噛む。最多核兵器保有国リーダーに理性的な判断はできるのか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/3/1 と,ウクライナ戦況の拡大に懸念をコメントをしていたのだが,ロシアが1発でも核兵器を使うと最初の数時間で死傷者が9…

逆走の理屈--誰かプーチンにパッシングで知らせられないのか

一般道でも高速道路でも、ここ数年、クルマの逆走が目立つ。筆者も運転歴は45年になるが、アクセルとブレーキの踏み間違いと言われる案件とともに、本当にここ数年の出来事である。 原因は2つ挙げられる。1つは運転者の高齢化、もう1つはクルマの自動化で…

構築には何年もかかるが破壊は一瞬--再生できない命を奪う行為は許されるものではない

ウクライナ侵攻前のマリウポリの街の様子がInstagramにアップされている。平和で美しい街並みである。人々の笑顔も写っている。戦争はあらゆるものを破壊し,燃やし,瓦礫の山を産んでいる。何十年もかけて構築した街並みが,ミサイルや砲弾によって一瞬のう…

国のデフォルト(債務不履行)と軍事力の脅威

スリランカが物価高騰でデフォルト(債務不履行)の危機にあるという。国内で暴動が起きている。またロシアもウクライナ侵攻に伴う西側諸国からの経済制裁によってデフォルトの可能性があると言われている。 ロシアの場合は,取引で動かせる資金がなくなった…

ロシアとの国境1300kmのフィンランド--地続きの国境って何だろうともう一度考えてみた

ウクライナ侵攻を受けて,NATOへの加盟を検討していることを明らかにしたフィンランドとスウェーデン。ノルウェーを含めた北欧3国は,いずれも南北に長い国土を持つ。 フィンランドはロシアと接する国境の長さが1300kmもある。日本の本州の長さが約1500km。…

専制主義から民主主義に転換した唯一の国が「日本」--これが今アピールできないのが日本の弱みである【追記】

民主主義と専制主義のせめぎ合いと,その解決に向けての推論をしてみた 21世紀の人類存亡の危機--AIはどういう答えが出せるだろうか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/4/19。この中で,戦後日本の平和主義についても触れている。 その後,少し考えて…

21世紀の人類存亡の危機--AIはどういう答えが出せるだろうか

日記を始める - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2019/6/26。ずいぶん長くこのブログに書いていた気がしていたが,ようやくあと2ヶ月で3年になるようである。もともとは筆者の周りで起こる筆者の感性と異なるさまざまなことがらをメモする目的で始めた。環…

岸田首相の外交力が残念だった件--この際,安倍,森,だれでもいいから交渉すべき

「自民党総裁→総理大臣→日本の代表」という構図を変えなければ,日本は生き残れない--世界の中の日本という視点は,海外を体験しないと得られない - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/30 の段階では,筆者は次期首相は外務大臣経験者である岸田文雄…

漁夫の利を得るヤツがまた出てくる

プーチン集団によるウクライナ侵攻が不穏な状況になっている。北部のキーフ周辺での大虐殺後、陸上部隊の兵力を東部に集結させている。マリウポリを含めて、東部の侵略を一気に進める準備と考えられる。侵攻が始まると同時に、首都キーフには大量のミサイル…

「ロシア」という国名を捨てる覚悟が必要なロシア国民

ウクライナ侵攻をすることによって,歴史的に「ロシア」という国名は「悪い国」というレッテルを貼られてしまうことになりそうである。筆者は,この戦争を起こしたのは,ロシア全体ではなく,プーチン大統領率いる一部のグループによるものだと信じたい。し…

プロパガンダは日本にもあった--大本営発表と天皇制。しかし今や「平和」思想そのものが日本のプロパガンダなのではないか

1941年(昭和16年)12月8日,日本軍はハワイ島パール・ハーバー(真珠湾)のアメリカ軍の戦艦や空母を奇襲した。いわゆる第二次世界大戦の始まりである。その後,戦線は太平洋の諸島に広がり,「日本軍は勝利」という報道が国内では流されていた。いわゆる「…

都市名の現地読み化はメディアの忖度--本気で始めたらキリがないが今回は仕方がないかもしれない

ウクライナ侵攻に伴い,ウクライナ国内の都市名の呼び方をロシア語読みからウクライナ語読みに変える動きが一気に進んでいる。といっても,キエフを「キーウ」,チェルノブイリを「チョルノーブィリ」という2点の変更をメディア各局が一斉に進めた。ここでも…

法律改正では動きが遅い--即断即決できるのは日銀だけか

ロシアに対する最恵国待遇を廃止し,関税の優遇措置をなくす,ための法律を今の国会に提出する,準備を進める,と発表した,というニュースが2022/3/31にあった。ロシアから輸入する木材の関税は4.8%から8%に,サケやいくらは3.5%から5%に、カニは4%か…

人を描く難しさ--ハリウッド映画のジレンマ

2022/3/27に開かれた米アカデミー賞の発表・授賞式で、俳優、ウィル・スミスが妻の髪形をからかう冗談を言ったコメディアンのクリス・ロックに激怒し、ステージ上で平手打ちした。 この事件について,個人の行動,言動に対する賛否,コメディアンという仕事…

テレビの災害報道(新型コロナ,大地震,津波など)が“プロパガンダ”になっていないか

政府とテレビによる“新型コロナウイルス大本営発表”の違和感 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/4/17のブログである。言葉の使い方がおかしい,と感じて書いたブログで,ニュースや政府発表が「大本営発表」みたいに感じると書いている。 昨晩2022/3/…

新型コロナウイルス禍,世界ではできたのに日本ではできなかったことを検証する

新型コロナウイルス禍が,筆者の予測ではBA.2が「新型インフルエンザ」となって,いちおう換気設備の充実と密集時のマスク着用の対策で“普通の風邪”に近くなって共存する形になると考えた 重点措置解除後,BA.2が「新型インフルエンザ」として定着へ--ただし…

人はなぜウソをつくのか

人はウソをつきやすい。筆者は小さいころから「ウソつきは泥棒の始まり」と教わってきた。それでも小さいウソはついてきたかもしれない。ただ,すぐに後悔して,「ごめんなさい」と謝って許してもらった。おそらく,その後悔の気持ちを持つのが嫌で,二度と…

自分たちを正当化するウソをウソと思わない教育--これが外務大臣の責務だというコメントに恐怖心すら覚える

Wikipediaによると,プロパガンダとは「特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為」という意味だという。ウクライナ侵攻におけるロシア側のコメントが,プロパガンダだという捉え方が一般的だが,これは,プーチン集団によるウクライナに対す…

政府によるフェイクニュースに国民が騙されているなんて信じたくない--個人的なつながりのある方は正しい情報を伝えてほしい

ロシアのラブロフ外相とウクライナのクレバ外相が3/10、トルコ南部のアンタルヤで会談し,物別れに終わった。その後のラブロフ外相の記者会見での返答は,驚きのフェイク情報だった。ロシア語で語られたその答えは,世界に向けてではなく,自国民に対して流…

今日があの「3.11」とは思えないのはなぜ?--人類が互いに争いをすべき日ではないことを日本は発信すべき

2022/3/11。今日は,2011/3/11の東日本大震災から11年目にあたる。各地で震災を振り返る行事や報道が行われている。 しかし,ウクライナ侵攻が続いているほか,ロシアによる北方領土でのミサイル実験,インドによるミサイル実験という報道が相次いだ。世界中…