jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

SDGs-食糧問題

「終戦の日」の意味はあるのかと思い始める戦後77年の今年--「コロナで600万人,ウクライナで3万人,第7波で3747人」という死亡者数に無感覚になっていないか

2022/8/15 終戦77年になるという。今は「終戦の日」と呼ぶのが一般的なようだが,古い人間である筆者は「終戦記念日」という呼び方で育ったように記憶する。 そもそも「終戦」という呼び方も,換言である。本来なら「敗戦」であり,「記念」すべきものではな…

2022年、世界を動かすモノは何かを考えた--動かないアメリカ,動けないロシア,間隙をぬって台頭する中国

2020年は、地球も世界も言わば分岐点で乗り誤った年だったように思える。何だか、ここのところ、無為感に囚われている。いやな発想ばかり浮かぶ。 地球温暖化が言われて20年経った。人類は相変わらず化石燃料を燃やしてエネルギーを取り出し、二酸化炭素を放…

微生物からプラスチック--水素細菌プロジェクトを国家レベルで進めることを再提案。太古の地球の原理に戻ろう

微生物×二酸化炭素でものづくり? 2022/7/13のNHKニュースのタイトルである。水素細菌が,空中の二酸化炭素を餌として水素を作るとともに,自身の中に生分解性プラスチックを作る,という話で,筆者も少し前にフォローしていた 水素細菌ねぇ--まず電気分解水…

原発再考もやむ無しだが、技術者養成が恐らく無理な日本--モノづくり全般に指導力さえなし

ウクライナ紛争によって、SDGsがエネルギー分野で揺れ動いている。天然ガスのロシア、石炭の中国、ウラン鉱石のタジキスタンと、西側にない国がエネルギー資源を牛耳っている。石油産出国も先進国ではない。いずれも、エネルギーを人質に取って世界の覇権を…

気象庁のゴタクはもうウンザリ--海外にひまわり情報を売って稼ぎ,国交省に河川改修,経産省に新エネ開発,農水省に植物工場と陸上養殖を推進させよ

2022/6/26,政府は政府は、「電力需給ひっ迫注意報」を東京電力エリアに初めて発令した。これに続き,翌日の6/27には,これを警報にまで高める動きがある。 同じ6/27,気象庁は九州南部と東海、関東甲信の梅雨明けを発表した。関東の梅雨期間はわずか21日。…

大国の奢り,小国の下剋上--なぜ人は戦うのか。今は「地球存続の危機」と叫んでも詮ない

ロシアという大国が起こしたウクライナ侵略が泥沼化してしまった。開始から4ヶ月が経過しても終わりが見えない。ウクライナのNATO加盟候補国への承認も,現段階では逆効果となってしまっているように思う。 クリミアを簡単に併合したロシア(プーチン集団)…

アメリカの銃乱射事件に思う--人種のルツボだが溶け合えない現状を分析

2022/5/24,アメリカ・テキサス州で,高校生が小学校でライフルを乱射し,小学生19人を含む21人が殺害された。犯人となった高校生は,18歳になったのを機に銃を購入したという。 サルヴァドル・ラモス容疑者という名前から,スペイン系の移民の一家と思われ…

ゼレンスキー大統領の発言に違和感--クリミアまで取り返すことに言及するとは意外

プーチン集団によるウクライナ侵攻から3ヶ月も経ってしまった。マリウポリの製鉄所でのウクライナ兵士の投降により,平和的な道に進むかと思ったが,残念ながらプーチン集団による攻撃は続き,さらにウクライナ軍による反撃も続いている。平和交渉が始まる気…

カネで人を雇うことについて--人のやる気と創造性を引き出す関係づくりが必要

企業への就職というのは残酷なものである。応募する側は,その企業の表の顔しか知らない。その会社の立派な社会的活動に参画できることに思いを馳せ,就活マニュアルに取り組み,エントリーシートに必死にこれまでの自分をアピールし,試験や面接に臨む。し…

政治の駆け引きのすごさ--タフ・ニゴシエーションをもう一歩願う

ウクライナ情勢が一瞬の平穏を取り戻したかのように見える。マリウポリの製鉄所で抗戦していたウクライナ軍がロシアに投降し捕虜となったことで,製鉄所への攻撃はいったん止まり,ウクライナ南部・東部がロシアに制圧された形で均衡状態に入っている。 ロシ…

代替肉,代替コーヒー,代替燃料・・・廃棄物の活用に知恵が試される

コーヒー豆を使わないコーヒーの話題を見かけた。アメリカ・シアトルにあるスタートアップ企業が製造に挑戦中という “豆なしコーヒー”がシアトルで「2050年問題」に挑む #リアルアメリカ|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト。最初のニュースは2019年ご…

国のデフォルト(債務不履行)と軍事力の脅威

スリランカが物価高騰でデフォルト(債務不履行)の危機にあるという。国内で暴動が起きている。またロシアもウクライナ侵攻に伴う西側諸国からの経済制裁によってデフォルトの可能性があると言われている。 ロシアの場合は,取引で動かせる資金がなくなった…

21世紀の人類存亡の危機--AIはどういう答えが出せるだろうか

日記を始める - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2019/6/26。ずいぶん長くこのブログに書いていた気がしていたが,ようやくあと2ヶ月で3年になるようである。もともとは筆者の周りで起こる筆者の感性と異なるさまざまなことがらをメモする目的で始めた。環…

「理工農学部への奨学金」は単なる政治家のばら撒き自己満足--日本の国力を高める具体的な産業を提示しなければ,何の効果もない

政府の「教育未来創造会議」で新たな給付型奨学金の案が出ている。理工農学部系の学生や子どもが3人以上の多子世帯に手厚くなるという。 理工農学部系は実験や実習が多く,授業料が高額になるから補助する,と書かれていたが,これで理工農学部への進学希望…

プロパガンダは日本にもあった--大本営発表と天皇制。しかし今や「平和」思想そのものが日本のプロパガンダなのではないか

1941年(昭和16年)12月8日,日本軍はハワイ島パール・ハーバー(真珠湾)のアメリカ軍の戦艦や空母を奇襲した。いわゆる第二次世界大戦の始まりである。その後,戦線は太平洋の諸島に広がり,「日本軍は勝利」という報道が国内では流されていた。いわゆる「…

次の有事に日本はどう備えるべきか--世界に対してSDGsの具体的な提案と実行で日本の存在意義を明確にせよ

北京冬季オリンピックは明日2022/2/20に閉会式を迎える。パラリンピックは引き続き3/4~3/13の開催である。 同じ時期に,ウクライナを巡る軍事緊張が最高潮に高まっている。オリンピック期間中は軍事演習を続け,一部撤退が報道されたが,全面撤退ではない様…

昆虫食を考える

昆虫食が話題になっている。狭い場所で少ない餌で年に何回も収穫でき、高タンパク質である。すでにヨーロッパではミールワームの大量生産工場が稼働しているという。 タンパク質を得るために、哺乳類の肉を食べたのは、他の肉食動物が捕らえた草食動物を、最…

命がけの仕事をする覚悟はあるか--女性に問う

筆者は男性なので,物心がついたころには「トップを目指す」気持ちがどこかに芽生え,それが勉強や仕事,趣味につながり,現在に至っているのを感じている。別に結果が出ているわけではない。現在はいわば場末の会社での契約社員の仕事をしているが,それで…

重症直前の「地球さん」のための“ワクチン”開発--環境の自己回復はそろそろ限界

生き物には,自己回復能力がある。いわゆる生命力である。傷を受けても病気になっても,回復する力がある。回復力を高めるための知恵も持っている。生命というのは,ものすごい設計をされたものだと思う。もちろん,すべて100%回復できずに死ぬパターンもあ…

両極端の「SDGs」に一言

SDGs(持続可能な開発目標)は,人によって捉え方が真逆である。 一度,整理した方がよいのではないかと,考えてみた。 そもそも「Development」をどう捉えるかである。 1つ目の考え方は,「開発」というのを「人の幸福のため」と捉えると,現在,飢餓や病気…

政治と女性について考えた

自由民主党総裁選挙を来週に控え,「政治と女性」についてもう一度考えてみることにした。 候補者4人が男性2人女性2人となったことから,正直,変な空気が流れているように思える。男性候補は,正論だが実現困難な目標を掲げているのに対し,女性候補は,ア…

地球救済のトリアージュ--機械技術者よ,気候変動に立ち向かえ

1945年の終戦後の高度成長期は,石油エネルギーを大量消費して経済が成長するとともに,大気汚染,海洋汚染が問題になった。当時問題だったのは,喘息などの呼吸器系の病気や化学物質による公害病など,ヒトに対する問題が中心だった。公害訴訟は,被害者か…

「食」に関する意見。大食い,激辛,創作料理に“オーバードーズ税”を加え,世界の飢えている人たちに還元したい

「Amazonアウトレット」を別建てにしてフードロス低減を - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/3 のブログで,「食で遊ぶな」と書き始め,フードロスを減らす世界の努力について紹介した。しかし,おそらく世界で本当に飢えている人のところに食糧は届…

今,日本ができることを考えてみた

日本は今,衰退している 日本はやはり「衰退国」ではないのか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/23。正直,情けない。憲法記念日の今日,打開策をもう一度考えてみた。 モノづくりは,日本はもう復活しない。モノづくりの職人芸は観光用の土産物だ…

女性にとってのやりがい仕事を考える

前記事で,やりがい仕事を考える中で,SDGsな地球の将来を考える社会科学部が,人気急上昇なことを書いた。地球の将来というと,エネルギー問題や資源問題,環境問題など,工学部の仕事だと思っていたが,SDGsには人口問題,食糧問題,環境破壊,生物多様性…

路線型飲食店だけができる新しい物流作戦の提案

新型コロナウイルスの感染者が,下げ止まりどころか,やや増加に転じている。感染力が1.7倍という変異ウイルスの割合も増えてきている。2021/3/21の緊急事態宣言解除については,筆者は否定的である。 国民の行動制限があるために,打撃を受けているのが観光…

「Amazonアウトレット」を別建てにしてフードロス低減を

海外経験は6カ国ぐらいしかない筆者だが,日本ほど食文化の豊かな国はほかにないと感じている。ベースとなる和食文化はもちろん,欧米から東南アジア,アフリカなどの食事を提供するお店が所狭しと並ぶ。海外に行った先で出会った食文化を日本でも展開したい…

宇宙,火星,小惑星---今必要なんでしょうか

アメリカNASAの火星探査車「パーシビアランス」が火星に無事着陸し,生命の起源を探るという。JAXAは13年ぶりに宇宙飛行士を募集するという。はやぶさ2は小惑星からの石を持ち帰った。民間業者による宇宙旅行の計画も着々と進んでいる。 火星への移住計画も…

改めてオリンピック競技を考えてみた

今さらながら,オリンピックの競技についての筆者の意見である。1964年の東京オリンピックは,小学生の時に見た。我が家のテレビはまだ白黒のブラウン管テレビだった。「毎日グラフ」という写真雑誌を見て,日本選手団が鮮やかなオレンジと白の制服を着て整…

地球はもう終わりだね

1980年。筆者が社会人になった年である。世の中がまだ「公害」問題で揺れていた。モノづくり産業(メーカー)は,環境問題に配慮しながら,モノを作らなければならない,とメッセージを発信してきた。これに応えて,太陽電池発電,LED照明,省エネ車などが開…