jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

現在版・水難

水害被害が日本各地で相次いでいる。地球温暖化による気候変動に加えて、高度成長期の乱造インフラのほころび、低成長期の管理体制の脆弱性なども影響している。

ここで話をするのは、もっと近距離の話題である。

缶ビールのプルタブを開ける。炭酸飲料である。ひょっとしたら吹き出すかもしれない。誰もが考えて行動するものだと思っていた。万一吹き出しても、広がらないように反対の手で飲み口の上を被ったり、野外だったら人のいない方に飲み口を向けてからプルタブを引くのが普通と思っていた。

しかし、現在はそのような気遣いはなくなってしまったらしい。列で並んでいると、すぐ後ろでプルタブを、開ける音がした。背中に風を感じたのは、缶から吹き出す炭酸ガスと思った。幸い、中の飲み物は吹き出なかったようだが、背中からおそらく10cmぐらいのところの出来事である。

「万が一」という気持ちがなくなっている。あるいは、周囲に対する無関心、いや無感覚である。

すべての事故はこの無感覚から発している。これが現在の日本である。