一線を越える、という言葉を改めて思い出した。これを越えると後戻りができないという意味であり、破滅や壊滅的被害、死などの領域に入ることを意味する。
いろいろな場面があるが、厳格なはずなのに、ほとんど無視されているのが道路の停止線である。
その昔、やんちゃな若者がスタートダッシュを競う場面ですら、停止線はスタートラインであり、厳格に守られていた。
今や、停止線は越えて停まるのが当たり前になったかのような錯覚さえ覚える。わざわざ、じわじわと線を越えてから停まるクルマも多い。
これは、私にとってはまったくの謎である。クルマの免許を持っているとは思えないのである。事故が起こらないことを祈る。ただただ、こういうクルマに近づかないようにしている。