新型コロナウイルス対応で電鉄会社向けにいろいろ意見を発してきた。会社側も乗客側も結局何も動かないのが日本であることが分かった。
一つ、車両の提案をすることにしたい。
映画館では、密集を避けるために1席置きに席を指定するところがある。電車ではそれは難しい。
ならば、席ごとにパーティションをつけることを考えてみたい。
現在は一般的に7人掛けシートが多く、これを6人で座らせないように端から2人のところに手すりを加えている車両が増えている。これはこれで効果はあると思うが、昨今のようにスマホを触る人が乗客の8割を超えている状況では、隣の人のヒジが当たったり、微小な動きも気になったりするものである。
1人ごとのパーティションにすれば、感染対策の一つである「濃厚接触」状態を回避できる。飛沫の拡散も限定的になる。
同時に、隣の人のヒジに悩まされず、逆に迷惑をかけているのではないかという心配もなくなる。
6人掛け専用車両も設定するといい。体の大きな人は積極的にその車両を使ってほしい。狭い思いをしなくて済む(体の大きな人で遠慮しながら座っているのを見たためしはないが。)
透明なパーティションであれば密閉感も少ない。女性にも好評を得られると思う(あとはコストの問題だが)。
西武鉄道は、職員による窓開けが始まった。すばらしい対応だと思う。いましばらく頑張っていただきたい。