jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「お客様」がコロナを拡大するーもっと謙虚に

「お客様は神様です」という決めゼリフがある。高度成長期の日本のお客様である。今でも変わらないのが「お金を出してくれるからお客様」というサービス業での客の位置づけである。高度成長期は日本のお客様、21世紀になって観光立国と表明してからは、海外のお客様、特に製造業を奪い、バブルになっている中国のお客様など、お金を惜しみ無く落としてくださるのがお客様である。

 「お客様」が厄介なのは、わがままなことである。有限のお金に対して無限のサービスを要求する。お客様からの口コミ、ネットの評判は欠かせないので、文句が言えない。明らかな上下関係になっている。

 現在を「新型コロナウイルス時代」と呼んでもいいのだろう。英語で言えば「Cov-19era 」になろうか。「新しい生活様式」の時代に欠けているのが、「自己中心的な客意識」であろう。

 人間は欲望の生き物である。男人類は「金、地位、女」、女人類は「金、モノ、美貌」を追究する。この自己中心的客意識が、新型コロナウイルス時代にウイルスの拡散に寄与しているのだが、本人は気づかない。これも、ウイルスの生き残り戦略の一つなのだろう。

 東京ディズニーランドが再開した。人数を半分にして、パレードもなし。アトラクションも声を出さないように指導されている。それでも、その場にいることが感動につながるのだろうが、やはりソフト面で大幅な刷新が必要なようだ。

 ただ、ディズニーランドはサービス側が例えば宇宙服でもてなしたりするなど、ハード面での工夫もまだまだ可能と思われる。

ローカル5Gを使った、バーチャルな環境を、ビジネスからエンタテインメントの世界まで広げなければならない。

 最後に残るのが、すでに金や地位を得て、神経が麻痺している「先生方」である。相変わらずの料亭政治など、金を撒き散らしている。そのおこぼれに預かって、大臣気取りになっている料理の巨匠たちもいる。この人たちが本気で「本当のサービスとは何か」を語り、金と地位にドップリ漬かっている「先生方」を一蹴してくれないかと願う。そこに新しいサービス業が見えてくる。