jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

手で触れるところを制限する試みを

新型コロナウイルス対策として、マスクはほぼ当たり前になった。早朝の街中以外、マスクを着けていない人を見つけることが難しくなった。今年の冬は、インフルエンザの被害も少なくなることが期待される。

 それでも日々の感染確認者数は下がらない。やはり数日は感染能力を維持するという接触感染ルートを次に断つことが求められる。

 もともとの手洗いの習慣に加え、街中のあらゆる場所でアルコール消毒液のボトルが置かれるようになった。筆者は当初からアルコール消毒液を携帯しているが、最近はあまり使わなくて済むようになった。店やオフィスに入るたびに設置したボトルを使えるからである。

 これほどアルコール消毒ボトルが普及し、店や交通機関の手すり拭き取りも徹底してきているというのに、まだ感染撲滅ができない。どこに落とし穴があるのだろうか。

 1つは、オフィス内や家庭内での油断である。入り口でアルコール消毒しても、マスクを外してしまったり、会議という密集空間もある。家庭でも同様である。そろそろ、気の緩みも出てきているのではないか。

 もう1つは、店や交通機関でのモノとの接触である。定期的な拭き取りをしているといっても、それが1時間間隔なのか1日間隔なのかによってもリスクに差がある。まして、拭き取った直後にウイルスが付着したら、そのあとに何人に感染拡大させるかを考えると、目の届きにくい建物の呼び鈴からドアノブ、手すり、エスカレーターの手すり、エレベーターのボタン、電車の吊革やハンドレール、券売機のボタンなどは、可能な限り触らないことを心掛けたい。

 逆に、握手やハイタッチなどは、直前にアルコール消毒すれば問題ないのではないかと考える。一人一人が気をつければいいことだからである。まさか、意図的に相手に感染させようとアルコール消毒を拒否する人は今やいないのではないだろうか。

 「正しく怖がる」中で、不特定多数が触れる部分と、個人が管理できるところははっきり区別できる。誤って危険箇所に触れてしまっても、それを意識していればすぐに手洗いや消毒をすれば自分への感染も二次拡散も防ぐことができる。

 今、感染源はどこにあるのか、そろそろ特定できてもいいのではないか。さすがに疲れてきたこのごろである。