明日2021年1月7日に東京と埼玉、千葉、神奈川の3県で限定的な緊急事態宣言が出される運びである。埼玉県に暮らし、東京で働いている者にとって、まことに恥ずかしい。こんな無法地帯に住んでいることが恥ずかしい。
この地域でのインタビューを聞いても、まったく他人事のような口ぶりである。こういう地域、こういう国に住んでいることがまた恥ずかしい。
今回の二回目の緊急事態宣言では、飲食店を中心に営業規制をかけるという。しかしまたまだ限定しきっていないと筆者は考える。
前にも書いたが、飲食店を一波ひとからげにするのはいかがなものだろうか。
まず、一人ランチなどの店は、会話もなく、パーティションも設けてあり、極めて感染拡大リスクは小さい。ラーメン店も同様である。
問題なのは「ア話食」、つまりアルコール、会話、会食である。飲み屋を集中的に対策することである。
では、飲み屋側はどうすればいいのだろうか。時間短縮で効果があるのだろうか。答えは、ノーである。時短による売上の減以上に収入は少なくなるのは間違いない。
そこで提案である。飲み屋さんに強力な排気設備の設置を国や自治体の補助で進めるのである。感覚的には、焼肉店の排気装置である。あるいは、喫煙室の排気装置である。
各机からの排気は、上方でも下方でもいい。とにかく、人の息を拡散させないことである。
排気装置付きのオフィス机については、2020年の早い時期に提案した。また、店の換気装置についても提案した。この時は、すべてのオフィス、店舗が対象だった。しかし、オフィスや通勤の交通機関での感染拡大リスクはマスク着用と窓開け、アルコール消毒でかなり低くなっている。集中的に対策するなら、飲み屋さんである。
この装置を付けることで、客は安心して店に来ることができ、長時間滞在しても問題ない。今、お金を使うならこれしかないと思う。
あらゆる設備機器メーカーが集中して安く供給することである。これが、恐らく筆者からの最後の提案だろう。実現を祈る。