jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

たぶん,富の再分配はAIでなければできないだろう論

世界人口は,現在77億人だそうだ。これが2050年には97億,2100年に110億まで増えてこれが最大値になる,というのが現在の予測である。ついこの間,2020年7月にブログを書いた時点では,65億と書いていた。現世人類は,実は宇宙のウイルスだった説 - jeyseni's diary 1年で10億人以上も増えたのだろうか。65億人というのは,2000年のころの数字らしい。20年で10億人増えた,ということである。

 人口が増えるのは,中国とアフリカ諸国などと予測される。一方,人口がすでにある程度密集し,経済も発達しきったいわゆる先進国は,人口は平たんないし下がり気味に推移するのだと思われる。

 多少減速するにしても,筆者が学校で習ったのが33億人なので,現在がその2倍。あと30年でその3倍,となる。

 1973年に起きた第一次オイルショックで,石油などの化石燃料はあと30年で枯渇すると言われた。原子力発電が正当化され,核融合発電など夢のエネルギーの開発に膨大な資金が費やされた。その後,新しい油田が見つかったり,それなりの省エネ機器が開発された。危機は多少は後退したが,現在は岩にしみ込んだ石油まで圧力をかけて搾り取って搾油するオイルシェール化石燃料の需要を下支えしているのだが,どう見ても無理やり掘り出しており,限界も見えてしまう。仮に順当に取り出せたとしても,それは化石燃料であり,地球温暖化に拍車をかける二酸化炭素を放出することを止めることではない。どこかで化石燃料を使うことをやめる必要があるのだが,そこにあればあっただけ使ってしまうのは,お金も石油も同じである。人間の性というものである。

 エネルギーを人々に平等に分配して,みんなが豊かに暮らせたとしても,地球温暖化のためにはならない。現時点の77億人ですら,平等分配はできない。100億人ではとても無理である。

 まず,今のままの人口増加を止めなければ,地球温暖化のストップも,食料問題も解決しない。

 次に化石燃料の使用も止めなければ,大気中の二酸化炭素の量は減らず,温暖化は加速する。特に,地球温暖化で一番問題なのは,海水温の上昇によって海底に眠っている固体メタンが気化することだ。北極や南極,氷河の氷が解けるのと同様,固体メタンの解凍もいったん始まると止めることができない。かつて,巨大隕石が地球に衝突し,地軸が傾き,地球の回転が止まって,氷河期を迎えた時にできた氷である。同じような極端な現象が起きないかぎり,気温が多少下がっただけでは,氷の生成はできない。この天然の冷媒によって,現在の地球温暖化の一部が抑えられているが,この冷媒がなくなると,温暖化のブレーキを踏む方法がなくなってしまうのである。

 具体的な方策としては,まず人口の増加を防ぐためには,男の身勝手なセックスをやめさせる,あるいは女性と隔離することが必要である。かつて,世界中でコンドームを使うことを教育することで人口増加を防げる,という運動があったが,残念ながら男は自主的にコンドームは使わないし,教育を受けたからといってセックスを抑制することはできない。理性の期待するのは,無理である。

 現在,緊急事態宣言の真っ最中とはいえ,風俗業界は従来の50%程度は稼働しているだろう。飲食店よりも利用率は高い。日本という教育超先進国ですら,男の下半身の教育は最低状態である。まして,教育の行き届かない国では,全く野放しであり,これを教育しても,人口爆発の歯止めにはならない。

 バイアグラやスッポン,マカなどの強精剤の市場は拡大している。とても人口増加に歯止めをかけることはできない。ここは,男性の精力を減退させる薬の開発が必要である。男3人寄れば・・・ - jeyseni's diary (hatenablog.com) で提案したような「男性を完全に無欲化するマタタビ様物質の開発」が本当に必要である。

 人口の増加を止められたとしても,富の再配分はどんな政治手法を用いても絶対にできないと断言できる。自由経済社会はもちろん無理だし,社会主義社会でも,結局はトップクラスが富を搾取することは目に見えている。

 正義を振りかざしても,正論を振りかざしても,耳を貸さない人にはメッセージは届かない。最先進国であるアメリカや,平和主義なオランダでも暴動やストライキが起こる。人間とはそんなものである。

 全知を超えた存在は,かつては神様であったが,21世紀にはAI(人工知能)という神が登場した。筆者は,このAIによる判断が,おそらく最適解を出すのではないかと期待している。

 AIによる富の分配が始まると,たとえば一流のスポーツ選手であっても一般の会社員とほとんど変わらない給料になり,ばからしくなって選手をやめてしまうかもしれない

。その代わり,何もしなくても生活するだけのお金が入る。それ以上の生活をしようとすると,AIが制限をかけるので,我慢をせざるを得なくなる。

 その網から逃れようとすると,今度は罰則のルーチンに入る。AIを破壊しない限り,まともな生活はできなくなる。

 筆者はこれを待ち望んでいるわけではない。人の知恵で解決できるものなら解決したかった。ジャーナリストとしての情報発信も続けてきた。しかし,現実,新型コロナウイルスが収まる気配もなく,人間の力というのは限度があることがわかる。したがって,すべての情報を集めて判断する人工知能に期待せざるを得なくなったのである。

いまから稼働を始めて10年経てば,きっといい解が得られるのではないか。情報を溜めこみ,最適な判断をさせる方法があるのではないか。これまでのコンピュータは,指示通りにしか動かない。しかしAIは自ら考える方法を身に着けるだろう。

 人をコントロールすることは,人にはもうできない。コンピュータが最適な解を出してくれるだろう。まさにここではコンピュータによる冷静なトリアージュが行われるのである。遅い!遅い!(もう遅い?) - jeyseni's diary (hatenablog.com) 筆者も,そのプログラムに参画して,コンピュータの出す最適解の行方を見極めたい。