jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

またまた「富岳」シミュレーションの想定不足の件

マスクなしでマイクロ飛沫がどこまで飛ぶかというスーパーコンピュータ「富岳」のシミュレーションが紹介されていた。立った状態で前方1.5m、歩きながらだと後方3mまで広がる、というものである。

 ではこの距離離れていれば感染を受けるリスクが無くなるのかといえば、実はそうではない。実社会では風も吹いている。湿度による浮遊距離も時々で異なる。

 歩いている場合はさらに変動する。仮に無風状態であっても、マイクロ飛沫を飛ばしている人の後を何分も歩くことになると、3m空けたからといって、飛沫に繰り返し曝されることになる。まったくもって安全距離とはいえない。

 最近ではかなり少なくなったが、いまだにくわえタバコで歩いている人がいる。その後ろを歩けば、タバコのニオイは3mどころか5m、いや10m離れても臭う。まさにマイクロ飛沫状態である。

 この一般的な定性的な経験をプログラマーはやはり考慮すべきだろう。まあ、タバコ嫌い人にとっていかにタバコのニオイが嫌か、ということではあるが。