ワクチン接種のための大混乱について,2021/4/5に八王子市でスタートした時点でコメントした ワクチン接種対象者16万人に対して1900人分のワクチン--高高齢者が取り残される懸念 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/7。それからもう2週間経過しているが,相変わらずどの自治体でも同じ轍を繰り返している。電話がつながらない,Webもつながらず,市役所にも長蛇の列・・・。どこも同じというのは,どういうことなのか。改善できる方法を提案する。
まず,市民全体の人数分のデータを持ったデータベースを構築する。40万人いれば40万レコードである。Microsoft Accessでも,ファイルメーカーでも何でもいい。1台のパソコンでセットすればいい。ファイルメーカー好きの筆者はファイルメーカーで作ってみた ファイルメーカー「命」 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/23。
作成するフィールドは個人情報として,姓,名,姓読み,名読み,マイナンバー,生年月日,年齢,郵便番号,住所1,住所2(アパート名など),電話番号,携帯電話番号,メールアドレス,をセットする。家族をまとめるフィールドがあってもいい。
次に,2021年4月1日から12月31日まで275個のフィールドを作成する。
これだけである。使い方は次のようにする。
まず,生年月日から年齢を計算する。5歳刻みで年度単位でランク付けをする(ランク用のフィールドを追加作成)。来年の3月末までの時点での年齢を基準とする。
次に,入力方法を提案する。パソコンやスマホが使える人は,入力用のPDFファイルをダウンロードしてもらう。PDFには上記のフィールドをフォームを作り,メール添付で返送してもらう(暗号化が必要)。PDFフォームを受け取った自治体は,そこからデータベースに情報を取り込むと,個人の希望日が複数登録できる。
実は一番簡単なのは,google formを使う方法である。
docs.google.com
あとは,このデータに基づいて,日ごとの割当数を割り振り,接種日と場所を指定して連絡する。通常より2割増しで指定すると,若干のキャンセルに対応できる。入力データはExcel形式で出力できるため,簡単にデータベースに入力することができる。
google formを使う方法は,セキュリティも確保されており,ファイルに暗号をかける必要もなく,間違いが起きにくい。サーバーをgoogleが管理しているため,ダウンすることもない。
自治体の方には,ぜひ試していただきたい方法である。