jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

船頭が多すぎる

新型コロナウイルスの3回目の緊急事態宣言が明日2021/4/25から東京,大阪,兵庫,京都で5/11目標で発令される。これに併せて,近隣県では重点措置の適用市を増やす動きがある。

 飲食店の営業時間の短縮,人流の抑制に加え,イベントの開催中止や延期,そしてなにより飲食店でのアルコール提供の停止,アルコールを提供する飲食店の休業要請が,ようやく実現した。

 しかし,この3回目の緊急事態宣言に入る前に,「路上飲み」が話題になってしまった。緊急事態宣言期間中は,自治体の職員によって「路上飲みを控えてください」という呼びかけがあると思われるが,コンビニや自動販売機でアルコール類が販売される限り,路上飲みは行われるだろう。

 だから,アルコールを自宅以外で飲むことを禁止するところまで抑えないとダメだと提案していた 外アルコール,外カラオケの「禁止」と「飲食行動法」の時限立法を - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/16。何でもかんでも中途半端なのである。

 その代わり,アルコール提供がなければ営業時間を11時でも12時でも延ばせばいいと言っているのだが,理解してもらえないものだろうか。

 菅首相は,特措法に罰則を加えることを示唆した。小池都知事は,緊急事態宣言中の夜8時以降に飲食店の看板や店の電灯を消灯することを指示した。西村経済担当大臣は,不織布マスクを改めて奨励した。専門家会議の尾身会長は,5/11で緊急事態宣言をスパッと解除することはないとコメントした。他にもと言うと失礼だが,神奈川県知事をはじめとする周辺各県の知事がそれぞれ会見を行っている。

 アメリカはバイデン大統領,イギリスはジョンソン首相,ドイツはメルケル首相,中国は習近平主席,韓国は文在寅大統領,北朝鮮金正恩総書記と,方針を出す人物は決まっている。日本はいったい誰が代表で方針を出しているんだろうか。

 国民は,誰の言うことを信じればいいのか,わからなくなっている。信じられないから何を言われても聞かない。

 形式的な記者会見ではない本音のメッセージを,菅首相は発信すべきではないかと思う。今の日本のリーダーはあなただ。環境問題も含めて,国民にメッセージを出すべきなのは,あなた,菅首相である。ただ総括するだけでいいのである。5/11が来たらどうするかについて,あなたの意見を言えばいいのである。尾身会長の意見と同じであれば,それを追認すればいいのである。すべて,菅首相自身の言葉として,国民に伝えればいいのである。

 誰が何を言ってもいい。すべて最後は菅首相の自分のコメントとしてまとめてほしい。それがリーダーのあるべき姿ではないのか。元首相陣や元知事や評論家,社会学者,芸能人コメンテーター,芸能人ワイドショーMCなどの言葉を蹴散らして,日本のあるべき姿を示すべきだと思うのである。

 緊急事態宣言は,首相の権限である。その後のアルコール提供禁止,8時以降の看板消灯など,「いいですね。これも進めてください」と言えばいいのではないか。小池都知事に言わせっぱなし,吉村大阪府知事に言わせっぱなしにするのではなく,きちんと追認して,日本の方針としてまとめてほしい。