jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

トイレの個室を防音室に,という提案

海外に行くと,公衆トイレ事情が日本とずいぶん異なるのに驚く。筆者が主に海外に行っていたころからもう30年も経過しており,現在はまた事情が違っているかもしれないが,気づきから新しい提案をしてみるものである。

 さて,一番の違いは便器のサイズと高さの違いだった。便座の開いている部分の大きさが大きく,お尻が落ちてしまいそうになった。また便座の位置が高く,つま先しか床に付かなかった。欧米人の身体に合わせているからこうなるのだが,戸惑ったものである。

 次に,個室の仕切りの違いが大きかった。上は肩の高さぐらいから,下はちょうど便座の高さぐらいまでしか仕切りがなく,隣の人の脚が見えるので座っているのが分かる。立てば隣の人の頭が見える。ヨーロッパのどこの国か忘れたが,ドアがない個室(?)もあった。まあ,お尻は見えるかもしれないが,前はズボンで隠せるからこれでも問題ないといえば問題ないのだが,実に落ち着かなかった記憶がある。

 生まれてこのかた,トイレの個室は用を足すための場所,というだけの認識で来たのだが,最近,いろいろと気になっていた。筆者は男なので別に気にすることなく使っていたのだが,女性はそういうわけにはいかないようで,小水の音を消すのに水を流したり専用の装置で別の音を出したりしていることに,改めて大変だなと思ったのである。気にしなければいいじゃない,と気楽に言える問題ではないからである。これは,公衆トイレだけでなく,家のトイレでも同じなようだ。

 そこで提案なのだが,女性が使用する個室をそれぞれ防音室にするのである。家の場合は,まさにトイレそのものを防音室として作るのである。

 防音室といっても,窓はあってもいいだろう。要は天井や壁の材質を防音にするだけであり,パッと見には普通のトイレの作りでいいのである。

 近年は,隣近所からの騒音問題でトラブルが増えている。楽器の練習もカラオケの練習も家ではできない。さすがに,ピアノやドラムなどの大きな楽器は,部屋ごと防音工事が必要かもしれないが,一般の吹奏楽器や発声練習で使えるプレハブの防音室というのが最近は販売されている。

 この防音室を部屋に別に設置する代わりに,トイレを防音室にすれば,そこで楽器の練習もできる,というわけである。筆者の子供のころのポットントイレと違って,今のトイレは基本は水洗で,トイレで本を読んだり仕事をするという有名人もいるほどなので,ここを防音室にすることはそもそも問題がない。水気が気になるのなら,フタがしっかり閉じたり,水が飛び散らないような手洗器を便器メーカーが工夫すればいい。

 同様に公衆トイレも,女性用のトイレは防音構造にすればいいのではないか。まさか,防音にすると犯罪が起こりやすい,などということもないだろう。いちおう,外の様子が分かるようにドアスコープを付けておいた方が出入りの安心感があっていいかと思われる。

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