jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

再度提案-「ワクチン接種証明」or「PCR検査陰性証明」がなければ入場規制を

新しい日常-第2ステージとして,日本人全員が「ワクチン接種証明書」または「PCR検査陰性証明書」の常時携帯を義務付けることを提案したい。

 筆者の手元に送られてきた新型コロナウイルス対応ワクチン接種クーポン券は,シール方式になっており,2回の接種のための接種券と「新型コロナウイルスワクチン 予防接種済証(臨時)」という部分が印刷されている。接種券の部分は,接種を受けた時点で医療機関が剥がして何かに貼り替えて管理し,逆にワクチンのメーカー名や製造番号などを記した部分を「予防接種済み証(臨時)」に医療機関が貼り付ける。2回の接種を受けた段階で,この「予防接種済み証(臨時)」には2回のワクチン名のシールが貼り付けられる。

 この「新型コロナウイルスワクチン 予防接種済証(臨時)」の部分全体をシールとして剥がして,何かに貼り替えると,それがタイトルにある「ワクチン接種証明」になるのだと思われるが,「大切に保管してください」と書かれているだけで,これをどう扱うかについては何の指示もない。これを持ち歩けばいいのか,お薬手帳に貼ればいいのか,何の証明になるのか,一切不明である。

 日本国民は,この「ワクチン接種済証」で行動の自由を与えられるべきである。しかし,2回のワクチン名シールが貼られていることが前提だし,どのように提示するのか,また提示しなかったときはどうなるのか,いっさい決まっていない。

 たとえば,運転免許証はクルマを運転するときには必ず携帯しなければならない。必要に応じて提示が求められ,所持していなければ「免許不携帯」として罰金の対象になる。

 「ワクチン接種済証」は,常時携帯することで,行動の自由を保証することができる。提示がなければ,電車に乗ることも,店に入ることもできないようにすべきものである。それは,海外での事例でも,イベント会場での提示などが求められ,提示できない場合は入場ができない。このように証明書を持ち歩かなければ行動が制限されることが「当たり前」なのが,新型コロナウイルス時代の「新しい日常」なのである。

 しかし,これは日本人にはできないだろうと,直前のブログでコメントした ワクチン接種とプライバシーを考える。日本人には「証明書の常時携帯」は無理。 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/6/5。マスクを着けることもしない,マイナンバーカードは作らない,cocoaアプリは入れない,それが日本人だからである。

 「新型コロナウイルスワクチン 予防接種済証(臨時)」の「臨時」という記述も気になる。いったいこれは何だ,ということになる。何の効力もないのではないのか。これに効力を持たせるにはどうすればいいのか。

 筆者は,自分がワクチンを接種したことを証明するために,色分けしたカードを首から下げて移動することを提案した 自己申告型-新型コロナカラーチャートの提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/17。ワクチンを1回接種するとブルーになり,2回接種するとグリーンになる。遠目でも個人のワクチン接種状況やPCR検査状態がわかるため,人流の妨げにならないのが特徴である。同じカードでPCR検査陰性証明も同時に表示できる。どちらかが青または緑であれば,通過を自由にしていい,という仕組みである。

 「新型コロナウイルスワクチン 予防接種済証(臨時)」も,同じように常時携帯することが前提だと思う。しかし,色分けもされていないため,これを人がいちいち確認できるかというと疑問である。

 また,いまの接種進行状況からすると,18歳以上(あるいは12歳以上になるかもしれない)が全員2回のワクチン接種を終えるのは,2021年12月いっぱいがギリギリになるだろう。しかも,高齢者に比べて若い人は接種を希望しない人が多いと見られる。

 ワクチンがまだ受けられない人のために,「PCR検査陰性証明」ないし「抗原検査陰性証明」が必要である。こちらは72時間に1回,受けられる体制を作らないといけない。ワクチン接種の会場を,個別クリニックから集団接種会場,さらに大規模接種センター,そして職域接種へとどんどん広げているが,正直言えば「まったく管理できない状況がさらに拡大するだけ」になることが懸念される。今でさえ,個別会場や集団接種会場での接種統計を「ワクチン接種円滑化システム(V―SYS)」で集計する仕組みがあるにも関わらず,この入力は個々の会場の判断に任されており,おそらく8割方の会場が利用していないと思われる。一般企業にこの仕組みは適用されない。ただ,シールを貼り替えるだけのアナログ的な「新型コロナウイルスワクチン 予防接種済証(臨時)」だけが真実を語るのだろうが,果たしてこれも正確なのか。手書きの部分も数箇所見られたりする。

 ワクチン接種会場を一気に増やしても,おそらく国民の1/3はワクチンを接種しない。感染リスクがはるかに高いこのワクチン拒否者の行動を管理する方法がない。

 したがって,「ワクチン接種証明」と並行して「PCR検査陰性証明」を発行してチェックする体制が求められるのだが,おそらくこれも実現しない。海外各国のように無料で検査できる体制も取れないからである。

 ワクチンの接種とPCR検査陰性証明により,人の行動の制限は解除できる。店舗も飲食店もイベントもすべて元通りに営業できる。ならば単なるバラマキになっている協力金を止めて,この分の予算をPCR検査,抗原検査に回すことを考えた方がいい。

 これまでも,人流を止めることもできず,飲食店から公共交通機関への対策切り替えもせず,ようやく勝ち誇ったようにワクチン接種の拡大を図っているが,100%の接種は日本では絶対に実現しない。検査体制の大幅な強化を同時に進めるべきである。

 同時に証明書を持ち歩かない人を規制する法律と,その取り締まり権限についても規定すべきである。与党も野党も,結局「オリンピック開催ありき」「自民党粉砕ありき」で,国民を完全に無視している。同様に日本国民も,ほとんどが新型コロナウイルスに対して危機感を持っていない。アメリカでのF1カーレースでマスクなしの入場が報じられたり,イギリスやフランスでマスクなしで会食している場面が報じられたりしている。日本はまたもや負け組になっているのを感じる。政治力も国民力も最低である。