jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

宝くじに当たらない程度の余裕感覚で、日常に戻すのが早すぎないか

日本人は甘すぎる。「解除」「緩和」と聞けば外出する。「接種が加速」と聞けば、マスクなしで歩く。メディアに踊らされているのは、第二次世界大戦大本営発表と同じではないか。

 戦時中、最後の最後まで軍部は報道統制して国民を戦争に駆り立てた。最後はB29と竹槍で戦おうとした。そして大敗した。昭和天皇が責任をとって終戦宣言されたお蔭で全滅や国家の解体を逃れることができた。

 誰かが毅然と決断する必要があるのである。オリンピックにしても、さっさと無観客に決めて、その中での最大化を図ることを決断すべきだろう。

 マスクの着用率が下がっている。メディアが、ワクチン接種が加速していると報道しているからと思われる。昨日も書いたが、65歳以上で1回目接種が30%、2回目接種が3%である。64歳以下は0%。しかも、接種会場の予約は進まず、ガラガラ状態である。目標達成は無理と筆者は見ている。

 日常に戻しているのは、まず高齢者である。1回でもワクチン接種したと思われる老人が、ワガモノ顔でマスクなしで通りを歩いている。

 若者は、街に出てきた。飲食店がルール破りのアルコール提供、時短無視営業に転じている。

 いずれも、感染の確率が宝くじ程度に低いことが緊張緩和の原因だろう。宝くじは、買っても買っても当たらない人は当たらない。当たる人はビギナーズラックですぐに結果が出る。

 新型コロナウイルスは、変異ウイルスへの移行で「当選」確率は上がっている。前の日常に戻せば、初期型よりも当たる確率は高い。

 マスクなしの人々がワクチン接種者とは限らない。ワクチンの1回目接種を受けた筆者は、逆に二重マスクに移行した。昨年、フェイスシールドをしたころと同じぐらい緊張している。

 まだ日常には戻せない。「外出免許証」の徹底ができるまでは、マスクなしで歩くことをやめてほしい