IOCのバッハ会長は2021/7/8に来日するという。3日間のホテル滞在後,会議が続き,7/16に広島訪問,同じ日にコーツ副会長が長崎訪問の予定という。“お殿様”の大名行列+国内外メディアの大集団の密集・密接した移動となるのだろう。
まさかこのために,専用ヘリコプターを用意するのだろうか。いや,広島や長崎へのチャーター便だろうか。それとも一般の新幹線を使うのだろうか。
いずれにしても,こういう身勝手な行動を許していいのだろうかと思う。身勝手すぎる。オリンピックを開きたいなら,オリンピックだけに来ればいい。広島も長崎も行く必然性が全くない。人流抑制のために,広島・長崎訪問を中止勧告すべきだろう。
日本では,相撲の中継において,力士はマイクに向かってインタビューを受けるスタイルができている。オリンピックにおいても,選手インタビューはこのリモートインタビュー形式で十分であろう。ならば,海外メディアも来日する必要もない。どうせ来日すれば,街中へ流れていくことは火を見るより明らかである。GPSで制限するなど,できるはずがない。
新型コロナウイルスの陽性確認されたウガンダの関係者が,宿舎を勝手に出て行方不明になっているという。せめて選手関係者はルールを守るのかと期待したが,みごとに裏切られた形である。
ということで,オリンピック関係者,選手,海外メディアも含めて,宿舎と競技場,練習場の間だけをバブル形式で移動する,という方法ですら,バブルからの逸脱行動は止められない。
これは「人災」である。したがって,新型コロナウイルス対策を十分に行わなければならない日本で,人流を抑えてオリンピックを開くことそのものが不可能である。
オリンピック開催そのものを中止し,バッハ会長の来日を含めて,海外メディア,海外選手,オリンピック貴族すべての来日を阻止すべきと考える。この決断は,以前提案したように7/5(月)に発表すべきことである。