jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「オリンピック開始時点での東京の自宅待機者5200人超」を見逃したと思われる

COVID-19感染者数の最新の数字は,全国の陽性確認者数が25876人,東京都の陽性者数が5405人である(2021/8/20)。2日前になるが,8/18の数字は,全国で23915人,東京都で5386人である。
 同じ日,全国で自宅療養中の人の数は96709人,東京都で22171人となった。
 さらに同じ基準で約1ヶ月前のオリンピック開始時点の数字を見ると,7/24時点で,全国の陽性確認者数が3574人,東京都の陽性者数が1128人,自宅療養中の人の数は,東京都で5200人を超えた,とニュースにある。

 陽性確認者数は,この1ヶ月で全国で8倍,東京で5倍。自宅療養者数は,比較できる東京で4倍になっている。

 1日の陽性確認者数は,その日だけの数字である。しかし,1人の陽性者が入院したり自宅療養した場合,回復するのに2週間かかるとするとその数は「累積」される。7/24段階で,東京の陽性者数が1000人超えがすでに10日間続いており,その累積として自宅療養者数が5200人を超えた。このあと,オリンピック期間中に,東京の陽性者数は1日4000人まで増え続けた。この日の自宅療養者数を確認できていないが,おそらく15000人前後まで増え,8/12には20726人と2万人を超えた。

 ステージ4でベッド数は微増であり,入院者数も微増である。東京都の入院者数も3800人前後で推移している。その間の新規陽性確認者数がどんどん増えていると,増えた分はほぼ自宅待機者ということになる。東京都の1日5000人の新規陽性確認者,全国で2万5000人の新規陽性確認者が出ては,全国で10万人がクスリもなく治療も施されず自宅療養という恐ろしい状況になっている。

 オリンピック開始時点で,この自宅待機者の数字を指摘すべきだった。単なるステージ4ではなく,そこから溢れ出した患者の行き先がすでになくなっていたことは明らかである。

 とにかく,至急体制を整えて8/23月曜日から警察権力による人流抑制 ロックダウンをするなら,阻止力の権限委譲を - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/20 をすることをまず行わないと,野戦病院も医療関係者も間に合わなくなる。