jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

取捨選択して提案させていただいてます

大手メディアは大変だ。何でも「情報」として報道しなければならない。

 事件情報なども,事件性にピンからキリまである。ウラがあればあるほど,連日報道が繰り返されることになるが,要は三面記事である。はっきり言えば,大手メディアが取り扱う必要もないネタと思うのだが,そういうゲスな情報を好む視聴者がいることを前提として時間や紙面を割くのはバカげていると思う。

 筆者のブログは「日記」なので,自分が発信した方がいいと思う情報と,自分が発信したい情報に限られている。今回は「筆者なら報道しない事件」についてコメントしてみることにした。

 基本的に,「男と女」ネタは取り上げない。結婚報道なども事実報道の1回だけで十分であり,フォローアップはゲスの勘ぐりとしか見えない。個人のプライバシーのことをあれこれ並べてなにが面白いのかと思ったりするからである。

 逆に,大手メディアで繰り返し報道されるテーマでも,「不要な情報」が多く含まれていると視聴者側が判断して,シャットダウンするのが理性だが,「テレビで報道されているから」「Webでバズっているから」とばかり,こういう情報にばかり食いつくのは理性が問われると思っている。

 今回取り上げようとしたのは,接種券をなくしたと言って再発行してもらい,4回の接種を受けたという60代の女性の話題である。これは確信犯と思われる。以前,高齢で認知症で施設に入っていた人に,施設側が間違えて3回目の接種をした例はあるが,今回は意図的と思われる。こういうゲスな人の話題は,本当にうんざりなのだが,次から次へと出てくる。メダルをかじった市長の話題とか,ペダルの踏み間違い以外の何ものでもない過失をクルマの不具合のせいにする高齢者とかの話を聞くと,理性をなくした怖さや育った環境の不遇とか,どうでもいいことを思わざるを得ず,気分が悪くなる。

 大手メディアも,事実報道をしたあとのフォローはしていただかなくていいと思うのだが,そこは三文新聞や芸能週刊誌レベルに自らを落として時間稼ぎをする今の姿勢はガマンならない。とはいえ,アナウンサーのタレント化から始まって,お笑い芸人にMCの座を明け渡し,素人ゲストの「一般的な感想」で盛り上げ,クイズや脳トレに明け暮れる東大生ばかり持ち上げることで視聴率と広告収入を上げることしか考えない今の大手メディアは,もはや報道とは言えない存在と認識し,適宜スイッチをオフにするしかない。なにしろ,チャンネルを変えてもほとんど同じレベルの番組しかやっていないのだから。

 筆者は,自分の主張に一貫性があるとは思っていない。そうとう柔軟な思考をしていると思っている。「なるほど」と思う主張には賛同する。なるほどと思わなくても基本的には否定はせず,疑問を呈して,その解決策を模索し,提案する,という姿勢は崩さないようにしたいと思っている。