jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「換気が最も大切」というある社員の言葉に,改めて「それが大切だ」と思った件

朝礼で行われる社員トークで,ある人がCOVID-19コロナウイルスの感染ルートがエアロゾルであり,マスクや手洗いは基本だが「一番の対策は換気だ」という話が出た。

 筆者は,エアロゾルというより「マイクロ飛沫」と言ったほうがいいと思うが,換気の具体的な方法については、感染拡大初期の段階で提案している 飛沫を吸引する机やパーティションが多くの業界を救う - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/5/18。

 一般住宅もオフィスビルもデパートも、まずは大気汚染やクルマの排気ガスの侵入を避けるため、そして騒音防止のために、密閉化が進められた。また、省エネ優先で密閉化がさらに進んだ。そして常時空調が当たり前になった。その後、最新の住宅規則では、24時間換気設備の設置も義務づけられたが、おそらくまだ半分以上の家庭が未対応だろう。ビルに至っては、窓ははめ殺しである。

 電車も同じように密閉化が進められ、窓の開かない車両がオシャレということで空調優先になっている。各電鉄会社が盛んに車両の換気設備のアピールをしているが、古い車両では疑問が残る。

 ロックダウンは、人流を抑えることで感染の拡散を防ぐ効果は高いが、密閉空間では少人数間の感染拡散が進む。家やオフィスなど、密閉空間に絶対に持ち込まないことが重要だが、「絶対持ち込まない」ことはあり得ない。ならば、この「シェル」の中でのクラスター発生を防ぐには、換気しかないということになる。

 これを前提として、ワクチン接種も進めなければならない。我が家の二人目の接種者は先週2回目の接種を完了した。ダルさや微発熱などの副反応があり、現在も少しダルさが残っているという。それでも3人目の接種を来週にするように予約した。あと二人は、行事の関係で日程調整ができていないが、100%ではないものの、重症化リスクを下げるところに期待して、人知の結晶であるワクチン接種を進める必要はあるだろう。

 ここでも、微物混入など、ものづくり段階の不備が出ている。機械屋には、もっとガンバってほしい。もちろん、空調メーカー、換気設備メーカー、そして家具メーカーもガンバってほしい。