COVID-19のせいで,テレワークが当たり前になってきたが,相変わらずテレワークは信頼されない。家にいる間,遊んでいると思われてしまう。
筆者のケースで言えば,たしかに自宅で100%デスクに座って仕事をしているわけではない。イヌの散歩もするし,買い物にも行く。子供の送り迎えもする。したがって,本来なら成果で評価してもらいたいのだが,どうしてもデスクの前に座っていることと働いていることを一緒に評価する企業が多いのは確かである。
そこで,PC中心で仕事をする人は,リモートアクセスで仕事をすることを提案したい。
リモートアクセスでは,オフィスにあるPCを自宅から操作する。オフィスにあるPCの画面をオンの状態にしておけば,自宅から操作している内容をオフィスで知ることができる。
問題は,画面が動かしていない時の状態をオフィスに伝えられないことである。
そこで,画面にデジタル付箋で「ちょっと離席中」とか「外出」とか「1時間私用」とかを表示させておくのである。とにかく,連絡しようとしたら席にいなかった,仕事してないじゃないか,という疑いを,少しでも消すことができる。
リモートアクセスとしては,手軽なGoogle remote desktopが便利だろう。
本来なら,仕事の成果で評価してほしいが,自己申告である程度許してもらえるだろうか。作業しているのか,離席しているのかなどを自動的に検出できればいいのだろうが,それはそれで窮屈だ。やはり経営者側の柔軟な発想が,テレワーク推進には必要だろう。