jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

男性の1人歩きは「圧」を与える

筆者の場合,テレワークの1つの楽しみが,ペットのイヌたちとの朝夕の散歩である。ウチのイヌたちの散歩はニオイ散策なので,とにかく歩みが遅い。数歩歩いては立ち止まってニオイを嗅ぐ。家の中で飼っているので,外の環境でのニオイは興味が尽きないらしい。イヌの場合,ニオイ散策がボケ防止になる,と思って,自由に歩かせている。

 イヌのペースで散歩をしていると,多くの人や自転車とすれ違う。イヌに視線を送ってくるのは小中学校の女の子,「ワンちゃん」「ワンワン」と声をかけてくるのは,就学前の女の子が多い。オバサンもよく声をかけてくれる。女性はペット好きなんだなと思うし,イヌたちのおかげで筆者のような男が散歩させていても,あまり怪しまれることはないように思う。もちろん,それなりにきちんとしたカジュアルウェアで散歩させている(トレーナーやジャンパー,野球帽は絶対に着ない)。

 イヌの散歩中でも,通勤のときでもそうだが,男性の1人散歩と頻繁にすれ違う。健康のための散歩なら,ほどほどのペースでまっすぐに歩いているので分かるのだが,なんだかトボトボと歩く高齢男性の1人歩きがやたらと目立つ。

 以前から,男性の服装については数回コメントしている 男性の意識改革についての提言 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/8/5。本ブログで「野球帽」と検索すると,同じようなコメントを繰り返ししていることに気づく。今回もそれに加わるのだが,正直,通勤の格好で歩いている男性以外は,基本的に「圧」を感じるのである。

 昨今,通り魔的な犯罪がエスカレートして,硫酸を顔にかけたり,ナイフを振り回したり,果ては可燃液を撒いて火を点けたりする事件まで起きている。痴漢や引ったくりといった犯罪も含めて,通り魔的な犯罪のほとんどが男性によるものである。計画的な犯罪も,突発的にキレた犯罪も,そしておそらくストレスやウツなどが原因で無意識のうちに起こしてしまう犯罪も,ほぼすべてが男性によるものである。

 以前のブログでも,すれ違うときのソーシャルディスタンシングが重要だと書いてきた。普通,歩道を歩く場合,すれ違い時にはお互いに歩道の端に寄って間隔を明けるのが自然だと思うのだが,スマホ歩きでもないのに歩道の真ん中を歩いてきて譲らないのは男性が多い。中にはわざわざ近づいてくる者もいるのが恐ろしい。いきなり殴られたり,ナイフで刺されたり,カバンを取られたりするのではないかと,いつもビクビクしている。

 最近は,多くの詐欺事件でまともな格好で犯罪をするケースも多いので,格好だけでは判断ができない。いちおうビジネススーツを着ている人や,おしゃれな感じの人は安全だと考えているが,上にも書いたトレーナー,ジャンパーに野球帽とサングラス,マスクと集まると,なぜわざわざ不信感を抱かせるような格好で歩いているのかと思ってしまう。特に薄暗くなる夕方や夜に黒っぽい服を着たりサングラスをかけたりしていると,怪しい人と疑われても仕方がないのではないだろうか。ボサボサの髪,白髪混じりの髪,坊主頭なども圧になる。

 散歩するにも最低限の礼儀は必要だと思うのである。男性は,その存在そのものが相手に圧を与えることをもっと認識すべきである。逆にそれを緩和するにはどうすればいいか,もっと考えるべきだと思う。爽やかな印象を与える服装や歩き方,歩行ペースなどを考えてほしい。しかし,残念ながら男は子供のころから「外見を気にするな」といった教育をされており,これが頭に刷り込まれて常識になってしまっている。どんな小さな環境においても(最小単位は夫婦),男性は相手に圧を与えているのである。まして,パブリックな環境において他人に対しては,服装や歩き方などの礼儀をもっと考えるべきだと思うのである。