jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

氷河,ツンドラの「再凍結作戦」の提案

地球温暖化対策を、水素燃焼発電を中心に考えてきているのだが、その前にするべきことがあるかもしれないと思い、提案する。それは、氷河やツンドラの融解をまず止めることである。

 現在の二酸化炭素排出抑制は、2050年に2000年のレベルまで減らすことである。しかし、二酸化炭素排出量はまだ10年は増えるとすると、温度上昇は継続する。すでに、グリーンランドの氷河やシベリアのツンドラなどの氷の融解が加速しており、10年で消えてしまう可能性もある。

 地球温暖化にブレーキをかけてくれているのが,この氷たちである。停電になったときに冷蔵庫の中の食品を少しでも低い温度に保つには,冷凍庫の中の密封された冷凍食品を冷蔵庫に移して,その凍結が融ける間の潜熱で冷蔵庫を冷やすことを行う。冷凍食品が密封されていれば,解凍されても食品としての保証はある程度効くからだ。

 同じように,地球はいま,停電時の冷蔵庫のようなものである。氷河やツンドラ,そして北氷洋の流氷,南極の氷が融けてしまうと,海水面の上昇による島や陸地の消失を招くが,温暖化のスピードは抑えられている。しかし,この氷が全部融けてしまうと,単なる箱となった冷蔵庫のごとく,中の温度はさらに急速に上昇を始めることになる。

 現在の氷河やツンドラは,まだ下半分は凍っている。その潜熱も利用し,上半分の氷を再凍結させることで,地球の温暖化の急速な進行を少しでも食い止めることが必要と考えるのである。

 技術的には,東京電力福島第一原子力発電所で地面を凍結させて壁を作り,冷却水の漏れ出しを防いでいる凍結技術がまず考えられる。グリーンランドの氷河に5m間隔で凍結用電極を埋め込み,凍結を促進させる。

 もう一つは,人工降雪機である。融け出しはあるにせよ,グリーンランドは氷点下にあるのではないか。そこで水を細かく噴霧し,人工で雪を積もらせ,太陽熱を遮断しつつ再凍結を促すのである。

 もちろん,いずれの方法にも電力エネルギーが必要である。この電力を作り出すには,現時点では化石燃料の燃焼しか方法がないこともわかっている。しかし,筆者が考える水素燃焼発電の実用化と普及にはまだまだ時間がかかる。その開発までの時間を稼ぐために,氷河,ツンドラの再凍結を行うのである。

 2021/12/12に,ドラマ「日本沈没」の最終回を見た。東京から本州全体が数分で海の中に消えるという想定だった。CGだと認識していても,日本が消えていく姿は恐ろしいものを感じた。

 同じ日,アメリカには同時に50もの巨大竜巻が発生し,多くの家が失われた。ハリケーンや竜巻にある程度慣れていたアメリカ人にとっても,これほど大規模な竜巻災害は経験したことがなかったようである。

 次は南海トラフ地震や首都圏直下型地震かという不安も,いくつかの大きめの地震が連続している現在,現実味を帯びてきている。

 COVID-19の新しい変異株であるオミクロン株も,1週間で倍増というペースで拡大を加速している。ワクチンの効果も限定的かもしれない。

 どうしてこういう時期に,国レベルから大学レベルまで「権威主義」だったり,テロリズムを起こすだの,ロケット実験にはしゃぐサルのような日本人だの,コソコソと公金をくすねる多くの政治家だのと,同じ空気を吸って生きているのが,本当に情けない。