天皇家と華族と一般庶民の関係をそろそろ一掃するいい機会にしてほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/15 と書いてからまだ3ヶ月。今度話題になったのは,秋篠宮家の長男悠仁さまの都内進学高校への合格である。
彼の言動について,母親である紀子さまとの間で言い争いがあったとか,いろいろと噂はある。天皇への継承権のない姉2人がかなり自由奔放に過ごしてきたのにくらべ,父親である秋篠宮文仁親王に次ぐ2番目の皇位継承権を持つ彼が,天皇となるための帝王学や英才教育を受け,それに反発してきたのではないかと推察される。今回の進学高校への進学も,これまでの皇室の中では異例である。
筆者は,天皇制度はなくした方がいいと思っているのだが,もし天皇制度を継続するのなら,「天皇の使命は,皇位継承のための複数の男子継承者を産ませること」を明確にしてはどうかと考えるものである。
どのようなケースでも,家を継ぐのは重圧である。家の仕事でも,飲食店や商売などの小さい店から,工場などの企業も,大変である。伝統文化の担い手や伝統工芸の職人なども,継ぐという決心をするのは大変である。素養があるかどうかも分からない。建物や装置を継承する分は初期投資が少なくて済むが,修行や専門の勉強もしなければならない。医者であれば,競争率の高い医学部に入学しなければならないし,国家試験にも合格しなければならない。
しかし,いずれのケースも主として男子が継承する。歌舞伎などの伝統芸能の世界を見ると,意外にうまく継承されているように見える。子どもとして複数の男子がいて,そのいずれか,あるいは双方が家を継いでつながっているようである。
しかし,天皇家はここに来て男系皇族の系統が非常に希薄になっている。明治天皇から大正天皇へは男子1人だったようだが,大正天皇から昭和天皇への継承は,4人の男系皇族がいた。昭和天皇から平成天皇への継承時は2人の男系皇族,平成天皇から令和天皇への継承時も2人の男系皇族がいる。しかし,令和天皇の次の継承は,子どもとしては悠仁親王しかいない。
令和天皇と皇后である雅子さまの間に愛子さましか子どもがいないのが,問題をややこしくしてしまっている。雅子さまが健康を害されたために跡取りが生まれなかった。昔であれば,第2皇女,第3皇女に跡取りを生ませるという手もあったのだろうが,現代ではその手は使えない。
悠仁さまは現在15歳。結婚年齢に達するのにあと10年はかかる。令和天皇の皇太子時代は,実に品行方正で穏やかな人格であり,正当な後継者として自覚もされておられたが,悠仁さまは令和天皇の甥にあたり,次の天皇になるという意識がまだ低いように思える。これまでの皇室の進路と異なる高校,大学へと進み,自由気ままに過ごす7年間に,心を入れ替えて帝王学を受け入れるのかどうか,極めて不確定に思える。
令和時代を10年,その次の秋篠宮親王の時代を10年,その間に秋篠宮親王から悠仁さまに帝王学を学ばせるとともに複数の男子をもうけてもらい,35歳で天皇となって10年,悠仁さまの子どもたちが生まれつき次の皇位継承を受け入れるような気持ちで成長していただくことで,ようやくまた男系天皇の継承が安定的に行われるようになるように思える。
身体が弱かった大正天皇の時代が不安定だったように,令和から30年はおそらく不安定な時代なのではないだろうか。ただ,上皇,上皇后(平成天皇・皇后)があと10年,悠仁さまにきちんとした道を教えていただくことと,令和天皇,秋篠宮親王がきちんと帝王学を教えることがカギを握ると思う。
コロナ禍によって,女系天皇の議論がすっかり影を潜めてしまった。この議論が復活して,女系天皇の可能性が出てくると,皇位継承順位では愛子さまが次の天皇の可能性が出てくる。愛子さまには天皇としての適性はあると思う。しかしそれでは悠仁さまの帝王学がまた遠のいて,天皇として天皇家を継承するという自覚が怪しくなってしまう。
天皇家にとっての安全策としては,愛子さまに次の継承順位を与え,連れ合いとして適切な男性と結婚していただき,その子どもに複数の男子ができるようにがんばっていただき,その次の皇位継承を堅固なものにして次世代に引き継ぐ,という確固たる戦略が必要と思われる。
愛子さまはちょうど20歳。適切なマッチングをされてもいい年齢である。華族系の家筋から適切なお相手を探し,2022年内にご成婚,5年以内に男子継承者を複数もうけていただいてから天皇として即位していただけるよう,女系天皇制を緊急避難的に決定することを提案したい。この議論と決定,そしてマッチングをすべて今年中に行えば,混乱が5年で収まることになる。