jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

政府によるフェイクニュースに国民が騙されているなんて信じたくない--個人的なつながりのある方は正しい情報を伝えてほしい

ロシアのラブロフ外相とウクライナのクレバ外相が3/10、トルコ南部のアンタルヤで会談し,物別れに終わった。その後のラブロフ外相の記者会見での返答は,驚きのフェイク情報だった。ロシア語で語られたその答えは,世界に向けてではなく,自国民に対して流布されることを狙ったという。ロシアが悪いのではなく,ウクライナが悪いのだ,と思わせるのが目的だという解説に,驚きを禁じ得なかった。

 ロシア国内は,SNSを止めることで,現時点では国営放送だけが情報源になっているという。そこにこの報道が流されれば,国民はプーチン集団のプロパガンダを信じてしまうのだろう。

 言論統制という意味では,中国や北朝鮮も同じような状況にあることは想像できる。しかし,かつてのトランプ前大統領率いるアメリカや,安倍前首相率いる日本が,政府によるフェイクニュースをばら撒いていたことは明らかである。そしてその在任中は,見事に反対勢力の発言を押しつぶしてきた。公平であるはずの司法当局すら巻き込んで,不正事実をウヤムヤにしてしまった。

 第二次世界大戦における日本軍の「大本営発表」が,まさに今,ロシアのプーチン集団によるプロパガンダである。自らの行動や言動を正当化し,国民の思想操作をしている。反対勢力は武力や実力で排除し,拘束する,という方法も同じである。

 筆者のこのブログは,日本の中で数十人しか目に止まらない。同様に,ロシア国民の大多数が,正しい情報に接することはない。唯一,ボトムアップの情報メディアとして期待されているSNSが遮断されていては,最後は航空機からビラを撒くぐらいしか方法がないのかもしれない。

 義援金も大事だが,もしロシアにパイプのある人は,何が正しい情報なのかを積極的に伝えてほしい。フェイクニュースは,あってはならない。