jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

非常時の照明についての再考--リングライト,撮影ボックスなどモバイルバッテリーで使える器具も応用可能か

2022/3/16の福島沖地震によって火力発電所が運転を停止し,首都圏への電力供給が不足して,電力逼迫警報が3/23に発令された。筆者宅でもエアコンを消し,石油ファンヒーターで過ごした。照明も1部屋で通常の半分の灯数で過ごした。

 筆者の部屋では,USB接続の暖房スリッパと,USB手元ランプだけで過ごした。ダウンジャケットは効果的だった。地震後1週間経過してのまさかの電力逼迫--LED普及時代に照明消しは効果あるのか。暖房抑制は頑張っても,結局冷蔵庫は電力大食い状態 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/3/23。

 完全停電になった場合,AC電源につなぐ石油ファンヒーターは使えなくなる。筆者宅には昔ながらの石油ストーブをキープしている。お湯を沸かしたりできるので,やはり貴重である。阪神淡路大震災でも,普通の石油ストーブでいち早く暖房とお湯が得られたと両親から聞いた。

 非常用照明としては,バッテリーで点灯する懐中電灯やランタンなどは準備してある。しかし,何しろ出番がほとんどないので,果たして非常時に点灯するのか,そして数時間点灯し続けるのか,についてはまだ試したことがない。

 ランタンを机の上に置いたり,少し上方に吊るして机を照らす実験はしているのだが,正直言って「薄暗い」「まさに非常時」といった感覚から抜けられない。もう少し明るい照明が欲しいという気持ちにもなる。

 カーバッテリーをACコンバーターで商用交流にし,LED電球を点けるという実験もしたことがある。いわば裸電球状態なので,明るいがやはり寂しい感じを受けてしまう。

 通常の室内照明が,部屋全体を照らしているのを改めてありがたく思う。

 そこで,モバイルバッテリーやPCのUSB接続でかなり明るく照らせる照明を考えてみた。

 1つは,YouTuberが中継でよく使うリングライトである。顔を均等に照らすために工夫が凝らされており,リング型の蛍光灯照明に近い照射パターンを持っている。机の上に少し高めにセットして,机全体を照らすと,かなり自然な配光が得られた。より明るさを求めるなら,下向きにして手元を照らすと,デスクスタンドとしても使える。一般に,白色と暖色の両方の色味も持っているのも好感触だった。

 もう1つは,撮影ボックスの棒状の照明である。机の上などにボックスを組み立て,その中に撮影物を入れて影のない撮影ができるというアイテムである。撮影照明なので,かなり明るい。20cmぐらいの棒状のLEDバーに20個ぐらいの高輝度LEDランプが付いている。

 1000円ぐらいと低価格の組み立て式の撮影ボックスで,白いブラスチックの箱を使った製品がある。大きさは20cm角の四角いボックスである。パソコンのUSBなどに接続して使う。プラスチックなので,外にも光が漏れるのだが,逆にこのままでも机の上に置いてランタン代わりに使える。高い位置に置いても結構明るい。低価格なので,照明部分を外しても応用は効きそうである。

 同じ程度の価格で手元ライトも販売されている。もちろんこれでも大丈夫だと思う。高輝度LEDユニットを使ったUSB接続製品は,モバイルバッテリーとの組み合わせが容易なので,非常時用に用意していると役立つのではないかと考える。