2回目の寒の戻りになり、またコートを引っ張り出してきた。雨模様という悪条件も重なって、電車のなかはまた過密で過熱で過湿状態である。つまり蒸し蒸しした感じである。
積極的な窓開けもされていない。看板を見ると、1両に3箇所程度の窓開けがお願いされている。寒さと雨で、5cm程度の窓開けが2箇所ぐらいしか見えない。
オミクロン変異株の感染力は、デルタ株の5倍はある。感染拡大を防ぐには、まず強力な換気が必要なのだが、これではデルタ株の頃よりも換気に力が入っていない。人流が2倍になっているので、10倍も危険な状態なのだが、誰も何も言わない。
窓開けを10cm以上にし、10箇所以上開けて、空気の通り道ができるぐらいが必要であると考える。
感染症の専門家と言っている人たちも,鉄道会社も,ましてや政府や厚生労働省,そして国土交通省も,オミクロン株に置き換わっている現在に至っても,感染症に対する対処法がデルタ株ともまた過去の感染症などともまったく変わらなく,同じ注意ごとばかりを繰り返しているのは,あまりにも脳がなさすぎる。「感染力が数倍高い」ことに対するより強い対策を指導すべきではないのだろうか。
2022年頭から始まったオミクロン株による第6波が収まらないうちに,3月末からまた感染確認者数は増加傾向にあるが,人流が2倍,感染力5倍,検査数1/2,無症状の隠れ感染者が確認者の2倍,などを設定すると,新たな波ではなく,限りなく増加傾向にあるように見える。
4/14のニュースで,ワクチンの使用期限が迫っている,という。3回目接種が全人口の50%,若者世代の20%しか進んでいないのに,4月末で期限がきて廃棄される可能性があるというのである。岸田政権の新ワクチン担当大臣は辞めさせられるし,何も新しいことをしてこなかった気がする。医療関係者も,長引く感染の波に,「ああまたか」という緊張感のなさが出てきているのを感じる。
もちろん一般市民の緊張感のなさが,これに拍車をかけているのは間違いない。
ウクライナ侵攻で,世の中の視線が外に向いているのをいいことに,新型コロナウイルスは,BA.2から今度はXEという新しいタイプに微妙に変異して,再び人類に襲いかかろうとしている。
今日もまた天気は悪そうだが,できるだけ窓開けをして換気に心がけたい。花粉症の人には申し訳ないが,ワクチン,マスク以外でできることは,より強力な換気しかないと思うのである。