jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ポケットが多いからスーツは好き--ポケットなしのデザイナーシャツにはビックリ

個性が無くなったスーツ--と書いた 個性が無くなったスーツ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/4/27 が、スーツは好きである。中学生のときは詰め襟の黒い制服だったが、これも硬い襟(カラー)以外は基本的に好きだった。その理由は、ポケットがたくさんあるからである。

   基本的なスーツには、上着に5個、ズボンに4個のポケットがある。さらに小さいポケットが上着に2~3個、ズボンに1個はある。どのポケットに何を入れるかをいろいろ考えるのが好きだった。

   ポケットに大きめのモノを入れると格好が悪いし、スーツが型崩れする。定期券入れなどをいかに薄くするかにいつも悩んでいたが、それも楽しかった。

   アメリカ留学から帰ってきて、ブラウン系のスーツに一新したことを書いた。同時にネクタイ、シャツ、革靴も新調した。

   知らずに買ったドレスシャツだったが、驚いたことに胸ポケットがなかった。それまで着てきたワイシャツは、胸ポケットがあるのが当たり前だったので、ビックリした。

   それまでまったく意識しなかったのだが、女性の服には基本的にポケットがない。そこにモノを入れるとスタイルが崩れる。ハンドバッグやポシェットなどは、ポケットの代わりにモノを入れるためのものと認識した。出かける時に何でもポケットに入れて手ぶらで歩ける身軽さに改めてありがたく思った。

   脱ぐことも多い上着には、基本的にほとんどモノは入れないことを考えると、確かに5個もポケットは要らないかもしれない。人と会う時に使う名刺入れを入れるポケットが1つと、ボールペンを挿す胸ポケットがあればだいたい事足りる。あとはティッシュペーパーを入れるぐらいである。定期券はワイシャツの胸ポケットに入れればいい。

   一方、ズボンのポケットには貴重品として財布、小銭入れ、キーホルダー、そしてハンカチですべてのポケットが埋まる。

   ただ、夏場はお尻側に入れた財布のためにお尻に汗をかいてしまう。筆者はなぜか、自分の汗でかぶれてしまうのが悩みだった。現在は、夏場は財布を小さなバッグに入れ、これをベルトに取り付けている。スーツの上着が少し膨らんで格好は良くないが、仕方ないと思っている。

   そこに追加になったのがスマートフォンである。スマホは常時持ち歩き、素早く取り出さなければならない。すると、ワイシャツの胸ポケットが定位置になる。もともとワイシャツの胸ポケットは定期券入れの定位置だったので、場所の取り合いになる。

   そこで、もうSUICA/PASMOカードだけをスマホケースに入れるしかなく、かつて定期券入れにゴッソリ入っていたクレジットカードや免許証などを財布や小銭入れに移す作業が必要になった。ここで、クレジットカードの使用頻度によってどこに入れるかを再分類することになった。

    そこに問題が起きたのが、PASMO カードとPASMO アプリの競合である スマホアプリとカードの二重重ねはエラーを招く - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/4/17。

   最終的に、スマホがワイシャツの胸ポケットに収まり、PASMO カードはズボンの横ポケットに移動させられた。ここでカードだけを持つのも紛失の危険があるので、ベルトに伸縮する紐でつなぐことにして、ようやく落ち着いた。

   それにしても、胸ポケットのないオシャレワイシャツばかりになっていたら、スマホも定期券入れも両方とも行き場を失っていたろう。若い人は、ズボン(パンツ)のお尻のポケットにスマホを入れると知って、ビックリしている。座れば曲げの力が働くポケットである。スマホ画面がよく割れるのも、落とす以外にこのスマホのポケットへの入れ方も関係しているのではないかと思うのである。

   一方、オジサンの間で(多分)一時期流行ったクラッチバッグ(セカンドバッグ)は、手持ちであり、置き忘れの危険が高いと思い、一度しか試したことがない。また、ワンショルダーのバッグも一時期流行ったが、今やほとんど見かけない。スマホ1つで何でもできるようになったからだろう。時代はどんどん進んでいる。