jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

大用も洗い物も家を出てからするってか?--ペーパーも使い放題にするなど日本人の貧乏根性丸出し

歳を取るとトイレ(小用)が近くなる。通勤の途中でも,駅で1回トイレを借りるようにしている。何しろ昨今は,突然電車が止まってしまう事故が頻発しており,万一缶詰になった場合も少し余裕を持たせる理由でもある。ホームドアが増えた割に人身事故も頻繁だし,ホームドア自体が機械故障を起こしたり,そして相変わらずの踏切への立ち入りなどによって,電車に遅れが生じる。
 さて,筆者は小用のためにトイレを使うのがほとんどである。これまでお腹の調子が悪くて大用で使ったのは数回に過ぎないと思う。
 ところが,早朝に時間をシフトして通勤しても,トイレの大用は待ち行列ができている。不思議な光景だと思っていた。
 しかしどうもこれは,お腹の調子が悪い人ではなく,自宅でトイレを使わずに表でトイレを使う人が実はどうもかなり多いのでは,と思えてきた。
 昨今,水道代もバカにならない。外でトイレを使えば自宅の水道代を減らすことができる。トイレットペーパーも自宅での消費量が減る。
 別に聞こうと思っているわけではないが,隣の個室でトイレットペーパーを延々と引き出す音が聞こえるときがある。手に巻き付けているのか,1回3mは繰り出しているのではないか。これを数回繰り返しているのである。自宅だと紙の量を気にしなければならないが,外なら自由にいくらでも使える,とでもいった具合である。昨今のトイレは節水型のため,大量にトイレットペーパーを流すと詰まってしまうのだが,それもお構いなしという勢いである。
 そういえば,持参した弁当箱を食後にオフィスの洗い場で食器用洗剤まで使ってきれいに洗い流す場面に遭遇している。トイレや手洗いはオフィスの資源を使わせてもらうとして,流しの資源まで私用で使ってもいいものかと,思ったりしている。
 ホテルでも,浴用タオルやバスタオルなどを持ち帰る客が結構多いという。
 やはり日本人の貧乏根性は抜けていないな,と思ってしまう。

 この貧乏根性は,一般的に戦前派,戦中派に多い。今でいえばもう老人たちである。咳・くしゃみエチケットのなさも同年代が多い。道にゴミやタバコの吸い殻を捨てたり,痰やツバを平気で吐く。戦後派の筆者の親世代であり,その行動には辟易していた。しかし,結局,戦後派も引き継いでしまったのかもしれない。戦後の高度成長期では何でも使い捨てにしてきた。そして2000年を過ぎて低成長時代の現在,やりがいのある仕事をしている人はどれだけいるのだろうか。定職にも付けず,結婚もせず,その日暮らしでは健全な精神は育たない。結果,詐欺,万引き,ギャンブル,マネーゲームに走る若者が後を絶たない。もはや常識も何もない。これからの日本はどうなるのか,やはり心配である。