jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

仕事場にフェロモンは要らない--服装,化粧,香りに十分すぎる配慮が必要

2020年2月から自主的に始めたテレワークが2年経過し、2022年4月から通常通勤に切り替えて3ヵ月になろうとしている。マスク着用率、窓開け率はあまり変わらないが、少なくともまだやめようという機運にはなっていないようで、とりあえずオミクロン段階では安心感を覚えている。重症者数が40人前後になり、医療機関もひっぱくは避けられているが、引き続き死亡者が毎日10人以上もある点は見過ごしてはならない。

   さて、通勤時の視線が気になる話題を提供したが、逆に自分の視線がどう取られているかも不安である。目のやり場に困るケースも多いからである。

   今日はたまたま目を伏せていたのだが、女性の足元が気になった。多くの女性がストッキングか素足でパンプスを履いており、足は甲の肌が露出している。

   筆者の感覚がおかしいのかもしれないが、足の甲でも色気が表現されていると思うのである。もし、足の甲にこだわらなければ、甲の見えないソックスを履いても、あるいはスニーカーでもいいはずで、それをあえて甲の肌を出しているのは、色気、つまり女性らしさのフェロモンを出していることになる。一事が万事で、そうすると手の表情でも、うなじでも、フェロモンを発することは簡単である。

   しかし、男性と対等に仕事をしようというときに、フェロモンが出ていてはだめだと思うのである。仕事相手が男性の場合、余計な感情を感じさせないことが、女性の仕事上のマナーであると思う。女性のフェロモンは、男性に対する逆セクハラになりかねないからである。

   もちろん、男性は男の逆フェロモンを出してはならない。大声、マウンティング、セクハラ、パワハラになるからである。体臭もだらしない服の着方もダメである。

   男も女も,仕事場では隙き(すき)を作ってはならない,と基本的に思っている。相手に対しても,自分の目の前の仕事に対しても,100%コミットしなければならないと思っている。そのとき,服装の乱れが最も判断されやすい。まして,オフィスで化粧直しをしたり,必要以上に香りを振り撒くのも,避けた方がいい。

 お客様が相手の場合,さらに隙きがあってはならない。どこでお客様に見られているか分からない。たったそれだけで,その職場もその企業全体もが信用を失う可能性もある。

 かつての筆者の職場は,本流はすべて男性社員で,女性は事務サポートと専門職(レイアウト)業務だった。専門職業務は,本流社員ではまったく歯が立たない緻密な仕事が要求される。冗談を言えるような雰囲気ではなかった。実にテキパキと仕事をこなし,本流社員に指示が与えられる。ほとんど尊敬の気持ちだった。仕事上の戦友であり,同志である,という意識すらあった。余計な感情もなく,こちらも頑張らねば,という気持ちになったものである。

 今の時代,正規社員が減り,非正規社員契約社員,アルバイトの比率が半分近くになっている。「業績は上がった,しかし給料は上がらない,だから転職」ということが普通に起きている。しかも転職先がまともかどうかも分からない。ヘッドハンティングされても,ハッピーな待遇が待っているとは限らない。

 かつての筆者のような,就職先が与えてくれた仕事が自分にピッタリなケースは極めて稀だと思う。社内で転属しても,転属先に常に新しいチャレンジがあり,実に楽しかった。筆者にとって,何らかの情報発信メディアがあること,つまりその情報の受け手がいることが仕事への熱意を持たせた理由だった。自分のいたメディアが休刊することになったことが,依願退職の理由の1つだった。メディアの数が減るのに,ロートルがいては若い人の活躍の場を奪ってしまうと考えたからだ。現在も,小さいながらも情報発信メディアの運営に携わっており,日々,発信する情報と格闘している。ほぼ1人職場なので,誰に気兼ねするわけでもない。これがありがたい。ただ,早く後継者にバトンタッチしたいと日々思っているのも確かである。

 筆者は,仕事仲間も相手先も,常に対等の立場にある仲間だと思って仕事をしている。自分にも厳しい代わりに,相手にも厳しさを求める。しかし,仲間として対等にあると考えている。そこに忖度や遠慮や仕事以外の感情は要らないと思っている。仕事をする上では,専門的な部分は任せられる相手があることが望ましい。男性であっても女性であっても関係ない。そこにフェロモンがあると,調子がずれてしまうのである。

 仕事とオフタイムはケジメを付けて行動することを望みたい。