jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

大型ドローンで人工降雨--中国での天候操作が世界の気象を狂わせているという個人的な仮説

干ばつにあえぐ中国がついに「巨大雨降らしドローン」を投入、雨が降りすぎて今度は洪水のリスクが急浮上 (msn.com) 2022/8/30 という記事を見かけた。かねてより,中国の人工降水実験はロケットを打ち上げてヨウ化銀を散布するという方法で行われてきた。ずいぶん大掛かりだなと思っていたが,今度は無人ドローンを使うという。

 ロケットだとピンポイントだし,最適制御ができないから,大雑把なやり方だなと思っていたが,ドローンなら効果的であり,ドローンのいい使い方だなと思うのだが,写真で見るとセスナ機よりも大きい巨大ドローンのようだ。軍事用と同じものだと思われる。

 いずれにしても,本当に正しく使われているのか,効果と被害の調査は行われているのか,不明である。

 線状降水帯,一級河川の堤防決壊,内水氾濫ーー水の災害は天災か人災か - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/7/6 のブログで,九州から西日本における大雨の原因に,中国の大気汚染物質が関係するのではないかと書いた。2022年に各地で起きた大雨は,もっと大きな大気現象の変動の中のカオス(混沌)によって“どこでも豪雨”状態に進化してしまったが,その一因に巨大国である中国でのこうした人工的な天候操作が影響しているような気がすると改めて感じた。中国での人工降雨の影響でインドで降水量が減ったりして論争になっているようである。

 2022年は,中国南部で平均40℃超えの熱波となった。イギリスを中心としたヨーロッパでも,40℃超えの熱波が襲った。日本も梅雨がほとんどなく,6月に35℃超えの猛暑日となったり,各地で大雨が降る不安定な年だった。この世界的な異常気象に,中国の勝手な人工的な気象操作が影響しているのではないかと思わざるをえないのである。

 もともと乾燥している大陸上で人工降雨を起こそうと微粒子を散布しても効果は限定的である。限定される分,効果を上げようとすれば,余計な量の微粒子を散布するだろう。一部は雨になって落ちるが,残りの多くは偏西風に流されて海上に消えてしまう。中国としてはそこで終わりだが,その先にある日本海や太平洋の水蒸気がこの微粒子に影響され,日本で線状降水帯となって大雨被害を起こす,と考えるのがもっともらしい。

 ところで,意図的な人工降雨ではないが,昨今の花火の打ち上げ方の激しさに少し疑問を持っている。スターマインと呼ばれる連続打ち上げ技術が,コンピュータ制御によって可能になり,1回に数千発の花火を打ち上げることができるようになった。

 かつては,1個の花火玉の中の仕掛けでさまざまな演出をするのが花火師の腕の見せ所だったが,今は複数の花火の組み合わせでオーケストラのような派手な演出をするのが花火師のようになってしまった。1発1発にはさまざまな工夫が盛り込まれているのだが,全体の演出の中でかき消されてしまっているようにも見える。

 それはともかくとして,この大量の花火の打ち上げによる大気への影響はないのだろうかと気になっているのである。テレビ中継でも,花火大会の途中で雨が降り出したりする場面が映されることがある。花火による微粒子の拡散が雲を刺激していないとは否定できないのではないか。日本での花火の打ち上げは太平洋に流れていってしまうから影響が判定できないが,世界中で毎晩のようにどこかで打ち上げられる大量の花火による気象への影響もあるのではないか,と思ったりする。

 もちろん,これらの意図的な微粒子排出以外にも,工場や発電所からの排出,火山の噴火など,さまざまな理由は考えられる。ただ,巨大な国土を持つ中国での,さまざまな気象操作と無制限の製造業・エネルギー産業の行為が,かなりの影響を与えているのではないか,と思うのである。日本の降雨の原因分析を,何らかのマーカーを付けてこの微粒子レベルでできないかと思ったりするのである。