jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

咳・くしゃみマナーがないから、マスク大国日本で感染拡大が止まらない

新型コロナウイルスが始まってまもなく3年になる。この3年間で終息宣言を出さなかったのは日本だけではないだろうか。

   欧米各国が当初、桁違いの感染拡大と膨大な数の死者を数えた。先進国で唯一日本だけが、今から見ると少ない感染者数で推移した。アジア系、モンゴル系に抗体遺伝子があるとか言われたが、日本のマスク文化が感染拡大防止に寄与することが世界中で認識され、世界にマスクが広がった。

   当初の低い数字は、島国というメリットがあったことが大きいと筆者は考える。少なくとも、空港検疫で調子の悪い人と感染拡大国からの入国はかなり制限できたからである。

   しかし、いったん日本に入ったウイルスは、その感染力の強さにより一気に拡大を開始した。あとは、マスクと換気がポイントなのだが、結局、換気の強化はほとんど行われなかった。その代わり、今でもほぼ無意味なアクリルのついたてが使われている。

   今乗っている電車でマスクをしていない人は多分0人である。まあ、2002年から外出時には必ずマスクを付けてきた筆者に言わせると、単に右へならえ、誰かに文句言われたら嫌だから、という消極的な理由しかないだろう。

   というのも、マスクをしていても効果のない使い方をしているからである。

   まず、マスクをしているが、咳やくしゃみの時にマスクを押さえない人が大半である。咳・くしゃみの強い息によってマスクは浮く。そこから飛沫もマイクロ飛沫も飛び散る。マスクなしよりはましだが、おそらく10%は漏れているだろう。

   これは、日本人がもともと咳・くしゃみマナーができていないからである。

   身近な例では、すでに他界した筆者の親父もまったく無頓着だった。戦前の人はそれが当たり前だったのである。周囲に対する態度はぞんざいであり、ハラスメントの塊であるが、本人はまったく気がつかない。

   一方、欧米では、くしゃみをすると魂が抜けるといった教えがあるので、くしゃみを必ず押さえるようにする。しかも周りの人は「God bless you (神様のご加護を)」と声を掛けてくれる。これは特に欧米ではキリスト教の基本的な考え方が各国民に染み込んでいるからだと考えられる。

   マスクをした上でこのくしゃみマナーがあるので、感染が収まり出したら早い。一方日本は感染が収まらない。正直言って,もともと野蛮で礼節のない日本の一般庶民の伝統が綿々を受け継がれていると思う。「日本は礼儀正しい国だ」というのは,表向きだけ,観光客向け,お客様向けだけである。でなければ,これほどゴミだらけの国が「きれいな国」と評価されるはずがない。