jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

2023年はどんな年--世界の紛争仲裁,エネルギー,食糧問題に日本が手を挙げなければ地球は滅びる

2022年が終わろうとしている。この1年を振り返ってみたが,来る年にあまり希望を持てない今の自分が恐ろしい。

 つい1週間前は,日本海側で記録的な大雪となった。雪が線状に1ヶ所に集中して降るJPCZ(Japan sea Polar air mass Convergence Zone日本海寒帯気団収束帯)が発生した(筆者はこのJPCZという言葉を今年初めて聞いた)。アメリカニューヨーク州も記録的な寒波で,60人以上の人が亡くなった。地球規模での気象異常の一環だろうか。温暖化なのか寒冷化なのか,訳がわからなくなってきた。

 2020年に世界中に広がった新型コロナウイルスも,まる3年経過したが終息しなかった。日本では11月末から第8波。中国でも1日100万人の感染に急拡大。そして欧米でも再び感染が拡大している。人類初のmRNAワクチンで抑え込めるかと期待されたが,その間をかいくぐるように変異を繰り返している。

 地球温暖化に加えてパンデミックが起こり,エネルギー危機,食糧危機,人口爆発などの問題も起きている。世界中の人類が結束しなければならないこのタイミングで起きたロシアによるウクライナ侵攻。10ヶ月経っても終わる気配がない。ミサイルやドローンという破壊力の強い飛び道具が使われ,原子力発電所を攻撃するなどの非常識な戦略が取られ,さらに,発電所の破壊で電気も暖房もない状況を作り出すなど,非人道的な戦いが続いている。おまけに核攻撃の可能性も否定できない状況にあり,さらにロシア対アメリカを中心とした第三次世界大戦への危険性も否定できない。

 国連がまったく機能していない。常任理事国であるロシアと中国が,「世界」を考えずに,それぞれの国の利益のみを考えて行動している。拒否権を使えば決議はできなくなる。多数決で反対になるのではなく,議論そのものを止めてしまう。民主主義でいう多数決で決まらない国連は,まったく機能していないのと同じである。

 国連がいかにSDGsジェンダー平等などを訴えても,世界の1/4を占める中国,ロシアが協力しなければ,機能していないのと同じである。

 自由経済圏を構成する西側中心の民主主義国家群に対して,権威主義と言われる社会主義国家群が,勢力を伸ばしている。欧米,日本などの民主主義経済国の経済成長が2000年以降停滞し,世界経済の牽引役が権威主義国家の中国に移った。かつての開発途上国が欧米からの投資に頼っていたが,西側の経済停滞に代わって巨額の投資を行う中国に傾いてしまった。アフリカ,そして太平洋の諸島国家への中国による多大な投資で,自由主義国家が減少に転じている。

 中国が,軍事力を拡大し,核弾頭も米ロに続く数を所持していると見られる。ロケットから宇宙ステーションまで自国で開発してしまった。EVと呼ばれる電気自動車も,中国で急速に開発が進んでいる。キーパーツであるリチウムイオン充電池の素材であるリチウムも,中国が世界の9割を押さえている。石油も,海底に長いパイプを掘って採掘している。

 中国がアメリカに代わって世界の経済をリードするという自信に満ちた宣言も聞かれた。正直,あまりの自信に満ちた顔で語られたことに,一種の不気味さを覚えたが,北朝鮮の自信とは異なる底の深さを感じた。中国語が英語に取って代わって世界共通語になるという話もまんざら嘘とは言えない。

 2023年はどんな年になるのだろうか。最悪のシナリオは,ウクライナ紛争にアメリカが直接関わって米ロを中心とした第三次世界大戦に拡大する可能性である。そこに中国が横から加わり,漁夫の利を得て世界征服を果たしてしまう可能性を否定できない。ロシアは日本を狙い,そこに北朝鮮が加わって日本を狙い,いずれも核弾頭を日本に打ち込む。日本の防衛能力はまったく手出しできず,多大な被害を受け,日本消滅ということも可能性を否定できない。

 紛争が拡大しなくても,その間に地球温暖化,エネルギー危機,食糧危機,そしてパンデミックは拡大し,人類の危機が一層進むことも否定できない。

 まずウクライナ紛争を解決しなければならない。すでに,ローマ法王の言葉もロシアには届かない。習近平プーチンを止めることはできない。国連の決議もロシアには響かない。何度も言うが,ここは天皇陛下に話をしてもらわなければならないと思う。

 新型コロナウイルスの特効薬を日本が開発しなければならない。

 そして,水素エネルギー発電,微細藻類による食糧供給を日本から発信しなければならない。日本が手を挙げなければ,地球,人類は滅びる。