jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

岸田首相のアフリカ訪問を支持--日本の発信力と貢献力に世界が目を覚ましてほしい

岸田文雄首相の行動として、筆者が初めて評価したのが、今回のアフリカ訪問である。素晴らしい判断だと思う。外務大臣経験者としての初めての発想ではないかと思えた。

   若年人口が減っている日本と、成長期にあるアフリカがジョイントすると、経済的に強固な連合になる、と以前提案した。人口減少の日本は,人口増加のインド,アフリカと密な国際連立国家を作る提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/11/15。中国資本が入って、債務超過に仕組んで支配しようという動きを何とか止める必要があるからである。

   訪問国は,エジプト,ガーナ,ケニアモザンビークの4国。ロシアから小麦や武器を供与されているエジプトに意見し、国連の非常任国同士としてのガーナ,モザンビークとタッグを組む。今月5月の広島G7サミット議長国としての布石としてはなかなかポイントを押さえた外交と思える。ウクライナ侵攻でかなり体力を消耗しているロシアが,振り上げている腕を降ろすチャンスになるといいと思っている。できればこれで岸田首相の株ももう一度上がってほしいと思ってもいる。

 日本は今や,世界からほとんど期待されていない。かつての世界の工場という看板を中国に取られ,東日本大震災による原発事故がいまだに解決できず,航空・宇宙ビジネスも失敗続き,ネットワーク・インフラもすべて海外勢に奪われ,AIチャットボットすら独自版を誰も出せない。安全・安心を売り物にしている割には,物理的(防衛)にもネット経由(情報インフラ)でもまったくの無防備な国になっており,いつ攻撃されてもおかしくない状況で,ただ「戦争反対」「核兵器反対」「武装反対」と言っているだけで,もはやアメリカの助けもほとんど期待できない。

 国際社会に対する日本首相の発言がほとんどなく,岸田首相のウクライナ訪問もG7加盟国では最後になった。 岸田首相のウクライナ訪問でいよいよ第三次大戦の危機が確実になった(個人の意見です) - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/3/25。しかし,ある意味でこの隠密に計画されたウクライナ訪問によって,国内で引きずっていたしがらみが切れ,4月の地方選挙でも安定を維持できたことで,2023年5月19~21日のG7サミットに向き合う気持ちが整理でき,アフリカ訪問も実現できたのだと思う。G7サミットでの発信力,そして日本の世界貢献力に期待したいところだが,その前にウクライナ-ロシア,そして北朝鮮,中国などで噂されている不穏な行動が,起きないことも期待している。