jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ナビに加えて速度を音声案内する試み--とりあえず英語で案内できるアプリを試してみたら満足のいく出来だった

最近,音声合成にちょっとはまっている。プレゼンテーションを自分の声でする代わりに,あらかじめ作成した文章を音声合成ソフトで音声ファイルにし,これをPowerPointに埋め込んで紙芝居をすることをまずやってみた。ついでに,この音声プレゼンに字幕を付けることも試してみた。

 もう1つのトライアルは,電話への音声合成による応答である。まず,スマホ上でテキストをタイプしたり,あらかじめ登録した短文を音声合成して,スマホのマイクに返すという方法である(2台のスマホがあれば,電車内で声を出さずに電話ができるかも【追記】1台でも意外に簡単にできた - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/5/20)。さらに,パソコンでタイピングしたテキストを即座に音声合成し,これをスマホのマイク回路経由で相手に伝えるという仕組みも,複数のケーブルを組み合わせて作ってみた。いずれもまだ,実際の相手への応答には使っていない。セッティングに少し時間がかかるのと,こういう方法を試して許される相手でないとテストができないからである。さて,獲物になるのは誰だろうか。

 もう1つ,思いついたのがクルマの中での速度の読み上げである。最初,スマホタブレットで速度計を表示させることを試していた。大きな数字でデジタルで表示すると見やすいかと思ったのである。GPSを利用した速度計アプリはいくつもあり,アナログ表示,デジタル表示,マップ表示など,それぞれ特徴がある。

 次に試したのが,制限速度を超過したときにアラートを出すアプリである。その道路の制限速度を自動的にセットする機能はなく,例えば時速50kmにセットすれば,50kmを超えたときに「制限速度を超えました」とアナウンスされる。しかし,アナウンスされたときにはすでに制限速度を超えているわけだから,意味がない。

 そこで,一定間隔で現在の速度を読み上げてくれる音声スピードメーターを探してみた。まず見つかったのは,「SpeedSound」というAndroidアプリである。なかなかよくできていて,たとえば10km以下なら音声案内せず,設定速度を超えると5秒置きぐらいに現在速度を読み上げてくれる。つまり,停車中のムダな案内がない。50km制限だとすると,40kmを超えたあたりで超過しないように注意すればいいことになる。なかなかよくできている。GPSで計測して計算するので実際より少しタイミングは遅れると思われるが,制限速度の手前で止めるのには役立つし,なにぶん前方をしっかり見ていればいいので,安全度は高いと思われる。

 欠点としては,対応言語に日本語がないことだ。英語,欧州系(スペイン,イタリア,フランス,ポルトガル),中国語,チェコ語ヒンディー語などに対応するが,日本語と韓国語はなかった。とりあえず英語で案内させたが,気になることはなかった。

 計測後,経路マップとともに速度履歴の棒グラフ表示を残すこともできる。なかなかおもしろい。