マウスコンピューター初のChromebookがついにお披露目! 実用性が実に高そうな1台 (msn.com) (2024/6/6)。このChromebookには,なんと手提げが付いている。学校教育用のGIGA端末として,教室から教室への移動が容易なように,手提げが付いているのである。ここ30年で手提げ付きのモデルは初めてではないかと思う。
13インチ大型タブレット全盛時代登場--かつてのパソコン持ち手論争に戻る - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/5/23)のブログの中で,かつて初期のポータブル日本語ワープロ機には持ち手が付いていたことを紹介した。しかし,ノートパソコンもタブレットも,手で持つスタイルで,手提げにしてぶら下げるスタイルは皆無だった。唯一,ノートパソコンを囲って肩から下げられるようなアダプターを販売した会社があったが,その後,主流になったという話を聞かない。
そういう意味では待ちに待った機種の登場といえるかと思う。工夫していただいたmouse computerさんには感謝したい。しかし,いずれにしてもAndroidは限定的であり,これを教育用として使わせたあと,大学生や社会人になったときにWindowsやMacintoshなどのシステムにうまく移行できるのか,正直言って心配なのである。google系のDocument,SpreadsheetなどのOffice系ソフトが,使い勝手がMicrosoft Officeに比べるとかなり異なるからである。
いずれにしても,マシンの性能や仕様以外に,こうした使い勝手に対して気を配れるのが,日本らしい工夫だと思う。ガラケーと揶揄されたガラパゴス携帯電話で唯一日本らしいのが,ストラップホールだと筆者は思っている。スマホでなくなってしまったのが残念である。ちなみに,初期のスマホではストラップホールが付いていた。筆者の最初のスマホは富士通製だが,ちゃんとストラップホールが付いていた。
現在はスマホ本体にストラップを取り付ける場所がないため,スマホケース側にストラップを取り付けられるように工夫されている。しかし逆に,今流行りの長いストラップでブラブラと持ち歩くのは,筆者には受け入れがたい格好である。
教育用GIGA端末に,手提げ,ないしストラップホールが標準で付くことを提案したい。mouse社を真似して追従してほしい。