jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

スマホバッテリーの使用時間の謎--通信やGPS利用が裏で電力を消費?

スマホを使い始めてもう5台目になる。画面サイズがどんどん大きくなり、メモリー容量も増えてより多くのアプリを使えるようになったし、そのアプリも洗練されてきていると思う。

    バッテリー容量も大きくなり、公称の使用時間も数日間などと書かれているのだが、使い続けていると使用時間がどんどん短くなっているように感じる。

    画面が大きくなった分、比例的に消費電力は上がる傾向にある。特に、全面LEDバックライトの液晶パネルや有機ELパネルは電力を使いがちである。しかし、めは当然、そのパネルに合わせてバッテリー容量を決めるので、最初は仕様どおりの使用時間がある。

    他に電力を食うと考えられるのは、やはりアプリだろうか。犯人は、通信やGPSWi-Fiなど、外部とやり取りする機能だと考えられる。

    乗り物で移動することが多いので、街中のフリーWi-Fiは ほとんど使わない。使おうとしても乗り物のスピードによって基地局の捕捉に手間取り、結局、つなぐために多くの電力を使ってしまう。車内で提供されているWi-Fi も回線が細いため、データのやり取りに時間が掛かり、その分、通信回路を動かすことになるので、消費電力は増えると考えられる。

    次に怪しいのがGPSである。このブログでもたびたび書いているが,筆者は地図アプリ,ナビアプリ,その他位置情報を使って身の回りの情報を収集するのが好きである。このため,何種類ものアプリを入れて,評価しては消す,という繰り返しなのだが,たとえば旧機種から引き継いだアプリを使わないままになっていることがあった。

 複数のGPS人工衛星の微弱な信号を受信し,そこから三角測量の原理で自分の位置を確定するGPSシステムは,クルマのカーナビではGPSアンテナをフロントパネルの上やフロントガラスのところに取り付けているため,受信しやすい。しかしスマホは,電車の中でもクルマの中でも,屋根のあるところで使うため,GPS信号を受け取りにくい。正直言って,よく受信できるものだと感心するぐらいである。受信信号の数が少なければ,それだけ現在地の割合の計算に時間もかかる。よく働いてくれていると感心する。

 筆者はまったくしないオンラインゲームや動画視聴などは,基本的に通信をずっと続けていることになる。一般の人は,それほどバッテリーの使用時間には感心がないのかもしれない。

 スマホ充電,バッテリー充電の今昔を考える--急速充電はバッテリー寿命を短くしていないか - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/4/26)で,スマホの充電について考察した後,80%充電を心がけるようにしているのだが,80%から警告の出る20%までだと全体の2/3の容量しか使っていないことになり,結局充電回数が計算上は1.5倍に増えることになり,これもバッテリー寿命に影響を及ぼすような気がしている現在である。

 筆者は以前から,化学反応を使うバッテリーよりも物理現象を使うキャパシタコンデンサ)が,蓄電には最適と思っている。セメントに電力貯蔵、住宅や道路に蓄電も 米MITが開発 - 日本経済新聞 (nikkei.com) (2023/8/24)は,家の蓄電についての研究だが,他の用途にもいろいろな材料で拡大できないものだろうか。とにかく,「バッテリーは残量が突然なくなるから嫌いだ」「バッテリーはすぐに劣化するから嫌いだ」というのが,筆者の基本的な考え方である。