毎日のように猛暑日が続いている(熱中症と高齢者--汗をかく、歩く、人との付き合いが大事かも - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/8/7)。昨日のブログで,この体温越え,40℃越えを何とか定義すべきと書いたところ,日本気象協会では40℃越えを「酷暑日」と呼ぶことを2022年8月に発表していた。気象庁は定義していないという。同じころ,他の呼び方として「炎暑日」「危暑日」というのも提案されていたようである。
さて,これを並べてみると,「夏日」(25℃),「真夏日」(30℃),「猛暑日」(35℃),「酷暑日」(40℃)となるのだが,単に最高気温という物理量の大きさを漢字に置き換えただけで,役所の言葉の遊びのようにしか見えない。
災害,気象の規模を「レベル」で統一へ--それにしても施行予定が2年後とは遅くないか - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/6/20)の基準で言えば,気温40℃ともなれば,「レベル5」である。つまり,体温を越えたところで,「生命の危険に関わる」事態ではないかと考えるのである。レベル4の35℃(猛暑日)であれば,エアコン使用必須+外出禁止,レベル5の40℃(酷暑日)であれば,絶対外出禁止,移動禁止,戒厳令とでもしなければ,日本の国民の命を守ることはできない。
そこであえて,最高気温についてもレベル表示に切り替えてしまい,最高気温が37℃を越えた日のみを特別に「危暑日」と呼んで「命の危険があります」と宣言すべきだと思うのである。
言葉の遊びだと言ったのは,「35℃が猛暑なら,次は酷暑か?」みたいな安易な発想で物事が終わっているのが,真剣味が足りないと思うからである。
「語呂合わせ」「新語大賞」など,言葉で遊んでいるのを見ると腹が立つ。2023年流行語にモノ申す--「A・R・E」が時代を象徴するとは,日本語も終わりと感じた件 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2023/12/6)。日本語の標準とも言える『広辞苑』第7版についても,やはり『ヤバイ』は使わない方が日本語としてきれい - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2022/4/26)とコメントしている。日本語をもっと大切に真剣に考えてほしいものである。