いろいろな日取りを決めるのに、大安吉日を選ぶ風潮は日本には根強く残っている。筆者はほとんど気にしないのだが、相手のあることなので合わせている。
この大安などを決めるのが六曜なのだが、単に先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口が繰り返されるだけかと思っていたところ、結構複雑なルールがある。まず旧暦カレンダーがベースになるので、月の満ち欠けで1ヶ月が決まる。天体観測のデータが元になるので、結構ブレがあるようである。国立天文台でも公式には計算していないという(「旧暦」ってなに? | 国立天文台(NAOJ))。さらに旧暦には2033年問題があるという(暦Wiki/太陰太陽暦/2033年問題 - 国立天文台暦計算室 (nao.ac.jp))。定義されていないそうである。ただこ旧暦をベースとして、月の1日が六曜の何になるのかが決まる。
旧暦を計算式で計算できないので、六曜もすぐには計算できない。何でもファイルメーカーで計算できると思っていたがそれほど簡単ではなかった。
過去から未来まで、六曜を一覧できるサイトからデータを入手するしかないようである(数式/関数:六曜を計算する - なんでもエクセル(Nandemo Excel))。こちらのサイトでは,Excelを使って「暦API」が提供している jsonデータを取得できる。まあ、一度データを取得すれば、一応,今の日付との関連がつけられる。さらにこのjsonデータを使って逆に旧暦の日付を年,月,日で取得することができるので,六曜のルール(旧暦の1/1は必ず先勝,など)も確認できておもしろい。
google カレンダーを使っている場合は,リンクする六曜カレンダーが提供されている(Googleカレンダーに六曜を表示する方法 | ブログ 禅 -Blog ZEN- (zenbunka.or.jp))。こちらを使う方が,表示だけなら簡単かもしれない。