jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

気象庁の「暴風域に入る確率」図が分かりやすい件--ただし一発で見つけられないのがおかしいが

明日,2024/8/16に台風7号が関東直撃か,というニュースに不安が隠せない。

 ところが,テレビのニュースで次のような図が映されたのを見た。

台風7号の暴風域確率(8/15から5日間)

 台風の「暴風域に入る確率」を台風ごとに表示したものである。正直,これは分かりやすい。

 これまではこの図にも書かれている「進路の確率円」しか提供されていなかった。しかし,進路の確率と言っても,形が◯なので,つい“台風の大きさ”に見えてしまっていた。日本に近づくにつれて規模が大きくなる,といった感覚と一致してしまったからだ。

 しかしこの「暴風域に入る確率」は帯で示されており,直近の8/15 9:15の図では当初に比べて東寄りの進路となり,直撃の確率が下がったように判断できる。

 筆者としては,さらにこれに強さの軸を垂直に加えた3次元のグラフにすれば,より分かりやすくなるかなと思った。

 ところが,ニュースで見たこの図を気象庁のホームページで見つけるのが大変だった。上の図のURLを取得すると,https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.525/142.075/&elem=prob&typhoon=TC2408&contents=typhoon となるのだが,トップページから入る入り方がうまくない。

 

1)気象庁のトップページで「大雨・台風」を選ぶ(または「防災情報」を選ぶ。)

2)するとなぜか,各地の防災情報で地域の選択画面になるが,ここでロゴ横の「あなたの街の防災情報」というのを選ぶ。

3)すると,上のような画面に移り,ここで「台風情報」をクリック。

4)すると,日本周辺の地図と台風の進路情報が表示されるので,ここでまた上部の「全ての台風(台風経路図)」をクリックするとプルダウンされ,そこにようやく「暴風域に入る確率」で個別の台風を選ぶと,最初の図が表示される。

 普通,「大雨・台風」を選んだら,4)の図に飛ぶと考えるだろうし,途中でなぜか「地域」の選択画面が入るのもおかしい。せっかく分かりやすい図なので,ぜひ入り方の改善をしてほしい。

【追記】そういえば,この確率の表形式の表示については,以前紹介していた(日本気象協会の「暴風域に入る確率」表が,なかなか地味にわかりやすい--これもマップにした方がよりわかりやすいかも - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/9/19)。ひょっとしたらこの当時からマップ表示はあったのかもしれない。