jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ファイルメーカーPro 2023を購入--ファイル互換性に問題なし

ファイルメーカー大好きな筆者だが,周囲に仲間がいない,勤め先が対応をやめたなどの理由で,長い間アップデートを止めていた。しかし,いよいよパッケージ版がなくなって次のバージョンからはクラウド版のみになるという話を聞いて,最終パッケージ版と言われていた「ファイルメーカーPro 2023」を購入した。

 筆者にとってのファイルメーカーは,業務用データベースではなく個人的な仕事効率化・創造化ソフトなので,クラウドでのサブスクリプションは遠慮したい。同じことがMicrosoft OfficeAdobe Creative Suiteにも言える。ネットワークに頼らず,スタンドアロンで作業したいからである。

 と言っているうちに,実は次のバージョンが「Claris FileMaker 2024」として2024/6/5に発売になっていた。気が付かなかったなぁ。クラウド版で噂されていたAI連携機能がこのパッケージ版でもついたようである(やっぱり来ました AI 連携新機能。Claris FileMaker 2024 の新機能をご紹介します | ブログ|FileMaker にまつわるあれこれ情報発信|株式会社ジェネコム (genecom.co.jp))。まあ,基本的に生成AI否定派の筆者としては,この機能を使うことはない。

 一方で,さんざん問題視していた「正規表現」と「メール受信」機能は,2023でも2024でも入らなかった。「AI と連携して「セマンティック検索」を行うための機能が追加」とあるが,データベースソフトなら論理的な正規表現で勝負すべきだったと筆者は思うのである。

 2024においても,ファイル形式の変更はなく,拡張子は「.fmp12」だった。2023でも現在筆者が使っているファイルはそのまま問題なく動いたし,いったん2023で動かしたファイルを古いバージョンで開いても問題なかった。これはありがたかった。しかし,ファイル形式が足かせになって,クラウド対応などさまざまな機能が制限されているようである。その機能の拡張のために,Javaなどで追加のプログラミングをするぐらいなら,近年のコードレスプログラミングソフトの方が簡単で確実,というデメリットも出ている。

 まあ,おそらく筆者がその領域に立ち入ることはなく,スタンドアローンでパートナーとして仕事をしてくれるようなので,これからもいろいろと工夫してみようと思っている。