jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ハリス氏のブラウンのスーツが似合う件--色の与えるイメージ

テレビニュースで連日、アメリカ民主党のハリス氏の様子が報じられている。彼女のイメージカラーは、スーツのブラウンのようである。髪の色、肌の色と合わせてとても似合っていると思う。

    実は筆者もアメリカに1年留学している間に色の好みが変わった。それまでのグレー系からブラウン系に変わったのである。向こうでブラウン系のジャケットを購入して着ていたし、帰国後はスーツがすべてブラウン系に変わった。結構な出費になった。

    留学中、一般家庭のアパートの一部屋に間借りしていた。夜勉強するのに、卓上型の蛍光灯スタンドを買った。するとある晩、大家さんから「灯りの光が洩れてまぶしくて寝られない」と苦情が来た。あわててドアの隙間をタオルで塞いだ。

    アパートの筆者が借りた部屋はそれほど暗くはなかったのだが、大家夫妻は夕食後、リビングのソファーで手元の白熱球ランプだけで読書をするのが日課だった。部屋の天井の灯りは点けない生活だった。その大家さんにとって蛍光灯の光はとてもまぶしいことに気づいた。

    筆者が生まれたころはすでに日本では蛍光灯が一般的だった。蛍光灯の青白い光で育っているので、電球色は暗く感じる。日本の高度成長期は,この蛍光灯の青白い明るい光の中での勤勉な仕事によって支えられたと言ってもいいかもしれない。

 家庭を持ってリビングの天井ランプ(シーリングランプ)を検討するに当たって,筆者は電球色のボール型蛍光灯を選んだ。食事を取るのに蛍光灯の光だと赤みがなくおいしく感じないからである。すでに高演色型の蛍光灯ランプは市場にあったが,一度使った感想は,肌の色がやたらと赤く見えたので,電球色を選んだのである。家族からは「暗い」と不評だったが,リビングで落ち着いてお酒を楽しむのにも電球色は好みに合った。

 リビングのシーリングランプの寿命が来て交換するに当たって,今度は蛍光灯からLEDランプに変わったが,やはり電球色を選んだ。リビングの落ち着いた雰囲気は壊したくなかったからである。

 服装に話を戻すと,バリバリ仕事をするには黒,紺,グレーなど,蛍光灯下で印象の強い服装がいいと思う。ブラウン系はやはりカジュアルな印象になる。しかし,ちょっと知的なイメージも演出できる。

 また,肌の色との馴染みを考えると,日本人を含む有色人種はブラウンなどの暖色系が似合うように思う。逆に白人は白や青などの冷色系が合う。

 一方でトランプ氏のネクタイの色は強烈な赤色である。自己主張の強さを表していると見える。

 日本は,国旗の色の印象から,赤みの強いオレンジ(印刷業界では「金赤」と呼ぶ)をどうしてもアクセントに使う傾向にある。国旗のイメージと合わせて良い自己主張になっていると思う。

 ちなみに筆者の現在の通勤服は,ブラウン系のジャケットとブラウンまたは生成りの綿パンである。留学からウン十年経過しているが,もう元には戻らない感じである。ハリス氏に共感する一方で,日本の多くの政治家に共感しないのは,ひょっとしたらスーツの色のせいかなとも思っている。