自由民主党と立憲民主党の党首選挙の告示がいよいよ行われる。国民不在の選挙なので、勝手にやればいいという気持ちであり、派閥解消と言っても結局は所属グループの立候補者に投票するのが普通である。候補者が乱立しているが、推薦人の政治的取引もされており、形式的に過ぎないようにも見える。
党内の投票者の本音が知りたい。そこで、2票投票を提案してみたい。
1票目は、建前票である。所属グループの立候補者に基本的に投票されるだろう。そして2票目は、国民の1人として、誰が日本政治のトップにふさわしいか、という視点で、投票するのである。
「所属グループ以外の候補者」という制限を付けてもいい。棄権してもいい。そして、開票を同時に行う。1票目のトップ2人と2票目のトップ1人の3人で決戦投票をすることを提案したい。
【追記】党内の党首選挙だけでなく,国会や地方議会においても,この2票投票制を採用してはどうだろうか。とりあえず,2票目には決定権がないとしても,政治家,議員としての本音はアピールすべきだと思うのである。
党首選挙において,これまで仲間だった人が真逆の説を唱えたりしている。それは,派閥があったから言えなかったことではないのか。自分が党首になるためにやっと本音が言えた,というのでは,国民に対して失礼ではないのか。普段から,議論,議決の場で自分の意見を出すことが,民主主義なのではないのか。