jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

落ち葉は燃やさず土に帰す--燃やすと二酸化炭素が元に戻ってしまう

ようやく秋めいてきた。秋雨前線による雨が全国を覆っている。

 通勤途中の歩道に,街路樹の落ち葉が大量に落ちていた。猛暑からの気温の落差と,雨によって一気に落葉したのかもしれない。

 街中なので,この落ち葉は数日中に地域住民によって掃除されるだろう。次々に落葉するので,1週間~2週間ぐらいが掃除ウイークになる。

 1回の落ち葉掃除で,70Lビニール袋が1個所で2つぐらいはできる。街全体だとどれぐらいの量になるだろう。そのビニール袋の行き先は,ゴミ焼却場である。

 街路樹が生き延びている間,土の中から水を吸い上げ,空中から二酸化炭素を吸い込み,光合成をする。その結果,酸素が放出され,デンプンやショ糖などの糖類が生成され,これが植物本体に送られて植物が成長する。代表的なブドウ糖(C6H12O6)の化学式の中にあるC(炭素)が空中から植物の中に固定された炭素である。

 古代の植物(藻類)も同様に,CO2を取り込み,O2を吐き出し,Cを固定した。その炭素が地中で石化したのが石炭である。現代社会は,この過去に固定された石炭を燃やしてCO2を空中に大量に放出して地球温暖化に拍車をかけたということになる。

 現在の植物もCO2を取り込み,O2を吐き出し,Cを固定している。しかし,現在の植物はCを完全に固定できない。材木になった部分も,落ち葉になった部分も,やがて分解されて大気中に戻る。大規模な森林火災でも大量のCO2が発生する。

 さらに,光合成をするのは昼間であり,夜間はこの反応はなくなる。それどころか,生物として植物は普通に呼吸をする。O2を取り込み,エネルギーを発生し,CO2を吐き出す。

 トータルとして,植物を増やしても大気中のCO2が減るわけではない,という理屈になるという。

 地球温暖化で森林火災が増え,大規模化している。これによって,せっかく固定した炭素がCO2として急速にまた大気中に戻ってしまう。同様に,日本全国で落ち葉を燃やすことも,固定した炭素をまた解放してしまうのを加速してしまう。また,取り除いた雑草も,結局はゴミとして収集し,焼却炉で燃やしてしまう。

 落ち葉を燃やすという行為で大気中に戻る炭素の量は,実は微々たるものである。しかし,人間が住む都会を必要以上に美化するための行為も,地球温暖化に加担している可能性を否定できない。

  樹木の力を甘くみると地震で壁が崩壊する - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2021/5/27)で,植物の生きる力の強さを考察した。街路樹の根が歩道の舗装を破壊し,城のサクラが石垣を弱くする。秋の落ち葉によってクルマも人も滑りやすくなる。緑の景観を作るというメリット以外,街路樹はデメリットの方が多いように思っている。現在の街路樹の幅を,二輪車レーンとすることで,交通安全性も向上する(自転車の新ルールに疑問(個人的な意見です)--この際,街路樹を取り除いて自転車レーンを高速/低速の2レーン分確保する案を提言 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/2/15)。

 いずれにしても,素人の小手先の議論なので,大々的に否定するわけではない。すでにブレーキは効かなくなっているように思えるからである。