スーパーマーケット、100円均一ショップ、コンビニエンスストアなどでセルフレジが増えている。筆者は何かと苦手なので、避けて来たが、全レジがセルフ化したお店も増えたので、仕方なく使っている。
セルフレジの欠点として、処理速度の遅さがある。慣れない機械の操作、読み取るバーコードの位置、そして決裁方法の選択などの手順をすべて素人の客が1人でしなければならない。少しでもスムーズに進めるためには,あらかじめ列に並んでいる間にスマホで決裁画面を準備したり、クレジットカードを準備したりする必要がある。この準備作業に手間取ると、商品のスキャンを始めるタイミングが遅れる。後ろに並んでいる他の人がいるので焦ってしまい、ますます上手く行かなくなる。慣れとともに心の準備も必要になるのである。
もう1つ苦手なのが、スキャンした商品を袋詰めする作業である。レジ袋を買ったり、エコバッグを持っているときは、それをあらかじめ開いておき、その中に直接入れて行けばいいのだが、100円ショップなどで小物を数個買った場合など、リュックに直接入れる作業をどこですればいいか迷うのである。レジ横の台の上にリュックを置いて開いて入れていいものか、それともリュックは足元に置いて、清算後に商品を台からリュックに入れればいいのか、迷う。何しろ、清算前の商品をすぐに自分のリュックに入れてしまうことになるので,かなり抵抗を感じるのである。
スーパーマーケットでは、買い物用のカゴと清算後のカゴを種類を分ける店舗がある。清算前の商品が混じることを防ぐことができる。この工夫をセルフレジでも取り入れてほしい。バーコードスキャンする機械の左に買い物用のカゴ、右側に清算後のカゴを置き、清算が終わったら清算後カゴを持って荷詰め台に移動して自分の袋に入れるようにする。こうすれば、バーコードスキャン機の稼働率が上がるはずである。もちろん、清算後のカゴの中にレジ袋やエコバッグを入れて、直接袋詰めして行っても構わない。
セルフレジのスキャン機の数が6台も8台も置いている店が多いが、この荷詰め台を設置することで同じ広さでの稼働率が上がると思うのである。
ちなみに,筆者がセルフレジのメリットとして感じているのが,この詰め込み作業を自分の手でできる点である。ベテランのレジ係の人は,牛乳やビン・カンものなど重い品物を先にチェックして精算後カゴに入れ,あとでパンなどの軽いものをチェックしてカゴの上に載せる,という配慮に感心していた。しかし,結局,精算後カゴからエコバッグなどに移す際,底に入った重いものをまず取り出す必要があり,このために上に載せた軽いものがぐちゃぐちゃになったりする。セルフレジだと,エコバッグに直接入れられる場合はまず重いものからスキャンする,という動作を自分で選ぶことができる。精算後カゴを使う場合も,あとで重いものを取り出しやすいように,カゴの端に立てて置くとか,自分で工夫ができる。いくらベテランのレジ係といっても,そこまでは配慮してくれないことが多いと感じていた。バナナのように軟らかい商品の取り扱い方が雑だと,心がザワつくこともあった。
あとは,無人店舗で採用されているように,買い物中にカゴに入れた瞬間に値段を読み取り,レジでは支払いだけをして通過できるようになることが,普通のスーパーマーケットなどでもそれほど遠いことではないと思う。残念ながら,バーコードの場所を特定してスキャンするための動きが,非人間的に思うからである。