jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

日本は日本語をもっと誇りに思うべき- -外国からの観光客にペコペコしない

以前,ヨーロッパに旅行したとき,フランスでもドイツでも英語はほとんど通じなかった。実は彼らは英語が分かるのだが,あえて分からないフリをしているのだという。自国の言葉を第一に考えているからだという。

 20世紀に,資本主義国が産業革命から経済発展を遂げ,人類をリードする形となり,その先鋒であったイギリスとアメリカの使う英語が,世界標準語として使われるようになった。16世紀に始まるいわゆる「大航海時代」には,イギリス,フランス,スペインなどが植民地侵略し,自国語を使わせた。フランス語,スペイン語ポルトガル語などを自国語とする国は今でも多く存在するが,共通語は英語ということになっている。

 他国とやり取りをする場合,共通語が必要になってくる。現時点では英語が使えれば“御の字”なのだが,地方に行けばいくほど英語では通じなくなる。

 特に観光地は各国の地方(田舎)に点在するので,そこで我が物顔に自国語を使おうとしたり,英語でゴリ押ししようとするのは,傲慢といえる。できるだけ,現地の言葉を調べ,コミュニケーションを取る努力をすべきだろう。

 ところが,日本の観光地は,英語のほかに中国語に対応する取り組みをしている。中国人観光客が増え,爆買いを含む膨大な外貨を落として行ってくれるので,ありがたいお客様なのだという。

 かつて日本が戦後の奇跡的な経済復興を遂げてGNP世界第2位にのし上がり,世界中の観光旅行するようになったとき,背広に黒縁メガネ,首にカメラを掛けて団体で観光する姿が風刺画として登場した。

 今,同じ関係が中国の観光客と日本なのだが,日本人はお金を払ってくれる客にペコペコしているだけのように見える。それが日本の礼儀正しさであり,ホスピタリティである,とでもいうように,表面だけは取りつくろっている。そのくせ,少しでもお金を落とさせようと,食べ物にまで二重料金を設定する。なんだかとてもミミッちい。

 確かに中国の歴史の方が長い。しかし,戦争に明け暮れた血なまぐさい歴史である。一方,日本は中国から文化を取り入れ,日本独自の文化に融合発展させ,統一感のある国を維持してきた。木造建築にしても,絵画や書道なども,洗練させた。安っぽく観光資源にするような文化ではないと思うのである。それを安売りし,ペコペコしてお金を落とさせている。無制限に来日を許すものだから,オーバーツーリズムといった問題が起きても対応できない。

 島国である日本は,鉄壁の要塞にしか見えなかったから,基本的に侵略されることも侵略戦争に遭うこともなかった。ちょっと欲張って陣地を増やそうと大陸や南洋に進出して戦争を起こし,結果として勝つこともあったが,最後は負けてしまった。それでも,日本を鉄壁の要塞にするために残し,大陸に対してにらみを利かせている。核ミサイルでも打ち込まれない限り,日本は侵略できない土地なのである。

 狭い国土を豊かにするためには,原料を輸入してこれに付加価値を付けた製品として海外に輸出するしかない。その加工貿易ができた国のはずなのに,観光立国と称して,芸を売ってお金を儲けるという動物園みたいな存在に成り下がってしまっているのが,今の日本である。

 少なくとも,観光客に対して「郷に入りては郷に従え」と,日本語で基本的に応対すべきである。英語は基本的な素養として身に付けておくべきだが,中国語や韓国語まで学習することはない。今や,スマホでほぼ完全に同時通訳ができる時代である。対応するのなら,堂々と日本語で対応すればいい。

 一方で,中国とロシア,インドを中心としたBRICS(ブラジル,ロシア,インド,中国,南アフリカ+アフリカ諸国など)が,圧倒的な人口の割合で発言力を増してきている。中国とロシアが国連の常任理事国から脱退して,第2の国連を作らないとも限らない状況にある。こうなると,かつての東西対戦を抑えたような国際機関がなくなってしまい,核兵器の使用も辞さない地球大戦争になる危険もある。

 おそらくBRICS連合は,共通語として英語は使わないと宣言するだろう。あまりにもそれぞれが巨大な国になってしまったため,ロシア語,ヒンディー語,中国語の共通言語はないが,記録することを前提に考えると,ロシア語が共通言語になると予測する。こうなれば,英語圏vsロシア語圏の立場は永遠に平行線を辿ることになるだろう。

 どんなに努力しても,世界は統一しない。棲み分けなければ生きて行けない。貿易もやめて,それぞれの国が独自に努力して,自分らしい国作りをしてはどうだろうか。特に,日本は島国である。ガラパゴス化して独自の進化を遂げてもいいじゃないかと思うようになってきた。ただ売れるからと言って,錦鯉や盆栽を高く売り,高級和牛肉や米,新鮮な海産物までどんどん輸出して,儲けてヘラヘラしている日本人がいることが情けない。国内で,貧困層が増え,こども食堂が今や全国に4000ヵ所も開かれているというのに,自国民を犠牲にしてまで金儲けに走る根性が気に入らない。

 ようやくキーワードとして「水素エネルギー」「水素発電」が聞こえるようになってきた。しかし,その製造プラントの10倍以上の規模のプラントを中国はすでに作り出している。ただ,日本というクローズな社会をもう一度構築して,そこで製造・消費するエネルギー源として水素エネルギーで自活し,また食糧も海外からの輸入をやめて国内生産でまかなうような体制にしなければ,戦争が始まった途端に日本の経済は破綻する。

 衆議院議員総選挙で完全敗北したはずの自民党が,公明党とともに国民民主党を引き入れ,さらに裏金問題で公認しなかったはずの重鎮議員を党復帰や公認に迎えようとの動きがある。まるでゾンビのようにまた立ち上がるんだなと,ちょっと不気味である。政治の恐ろしさである。「政治は1日たりとも止めてはならない」と言っている割には,北朝鮮にはICBN級の大型ミサイル実験を許し,さらに核実験の兆候も見られるなど,日本が毅然とした態度を取らないからバカにされてしまっているのである。

 もう一度鎖国してみてもいいんじゃないか,とも思うのである。