PCで片手入力--テンキーが使えるといいのだが,スマホを使う方法が面白い【追記】 - jeyseni's diary (2025/2/4)と書いたあと,単純にスマホをマウスとして使うだけでも便利だと思った。というのも,以前はBluetoothマウスで無線接続すれば膝の上や床の上でマウスを動かしてPCを操作できるので便利だと思っていたのだが,スマホをマウス代わりに使うと,スマホを膝や床の上,机の上のどこに置いても同じ感覚で操作できるからである。Bluetoothマウスは現在,ほとんどがLED方式なので,布団の上や机の上で感度が異なるし,とんでもない方向にカーソルが飛んで行ってしまうことがある。スマホマウスなら,意外にもドンピシャでカーソルをコントロールできた。
筆者はパソコン派であり,もう20年以上,ノートPC一筋である。家の中でも,自分の部屋以外にリビングでゆったりした気分で情報検索したりするのに,ノートPCは便利である。結構な量の文字を打ち込むのに,キーボードも必須だし,マウス代わりに使えるタッチパッドも便利,しかもAC電源コードなしでも1日の仕事はこなせるほどバッテリーの使用時間も長くなった。かつてはディスプレイの色再現性に問題があった液晶パネルも性能が上がり,不自然さはなくなった。
一方で,最近の若者はスマートフォンだけで何でもできるらしい。長文のレポートを入力することも,プレゼンテーションのページを作るのも,動画の編集や,手描き風のイラスト作成まで,スマホで完結できるらしい。イラストの作成やページの閲覧には,画面の大きいタブレットも併用する。ディスプレイ上をタッチして操作することに抵抗がない(筆者の場合は,ディスプレイの汚れが気になるので,なるべくタッチしたくないという意識が働く)。
文字入力でも,スマホのフリック入力やスマホ入力が標準的に使われており,もはやキーボードのタッチタイピングと同様のスピードで入力できるようである。パソコンなしでも生活できるし,逆に2段階認証でスマホは必須になっているので,パソコンで仕事をする方が面倒な場合も出てきている。
現在,パソコンとして活躍している唯一の分野が,ゲームPCではないだろうか。画面の応答速度,キーボードの応答速度などを0.1秒単位で競わないと勝負に勝てない。ゲーミング・ディスプレイ,ゲーミング・キーボード,そしてノートPCでも専用の画像処理ボードを搭載するなど,e-スポーツ対応のPC市場は活況のようである。
一方で,タブレットで画面タッチで入力するには,タブレットを手で支えて,もう一方の手で入力するしかない。机の上にタブレットを置いた状態では,素早い対応ができないからである。
ならば,ノートPCを使えば画面は固定した状態でキーボードとタッチパッドないしマウスで速い操作ができると思うのだが,若者にとってはキーボードでの入力そのものがカッタルイらしい。
そこで提案なのだが,キーボードに付いているテンキーを拡張して,スマホの12キーと同様の機能を持たせることで,ノートPCのキーボードでもスマホ入力ができるようにしてはどうだろうか。また,ノートPCでテンキーがない場合,タッチパッドでスマホ入力ができるようにしてはどうだろうか。実は後者のタッチパッドを使う方法では,フリック入力にも対応できるので,若者にもアピールすると思うのである。
いっそのこと,ノートPCのキーボード側もタッチ対応のディスプレイにしてしまえば,開けば大型ディスプレイ,入力時は手前側ディスプレイを仮想キーボードにするなり,スマホ入力ができるようにすれば,実に快適な作業環境が生まれるように思う。
考えてみれば,筆者はもう25年も前のことだが,このダブルタッチパネルノートPCを構想して,日本のある大手電機メーカーに提案したことがある。当時はハードディスクも必要だったし,せっかくなのでダブルCDドライブ付きでCDで音楽を流しながらもう一方のCDで仕事をできるような仕様だった。厚みが5cmぐらい,重さも4kgになるとイメージし,持ち運びに便利なように肩掛けできるようなスケッチを書いて提案したことを思い出す。令和の現在,ダブルディスプレイや折り畳みディスプレイのノートPCや2 in 1PCなどが製品化されているが,日本メーカー主導でないのが残念である。
折り畳みにしなくても,ダブルディスプレイで十分実用的だし,低コストで実現できる。そして手前のディスプレイでの仮想キーボード入力に対しても,キーボードタッチを似せたキーボード・アタッチメントをオプションで用意し,これをはめれば普通のノートPCのように使えることをアピールすれば,現在のノートPC派にもアピールできると思うのである。単なる仮想キーボードでは,タッチタイピングができないので,PC派からは敬遠されるからである。キーボード・アタッチメントは取り外したり,後ろに折り返したりできるようにすれば,いつでも大型ディスプレイとして使える。部品点数も少なくて済み,コストダウンもできると考えられる。
こういうダブルディスプレイPCを商品化できたら,そのアイディアがこのブログから生まれたことだけ宣伝してもらえるとありがたい。