ロシアのウクライナ侵攻が,ロシア正教の後ろ盾とプーチンの「神の代理人」としての立ち位置によって実行されている件--プーチンの考えを変えられるのは日本の上皇・天皇のみでは - jeyseni's diary (2022/4/23)など,ロシアのウクライナ侵攻以来,これを止められるのはロシア正教でもなければギリシャ正教でもなく,日本の上皇陛下しかないと何度も書いてきた。その後,仲介役として動くかもしれないと見えた習近平にも可能性を託した。しかし,事態は一向に改善せず,泥沼状態に入った。
その後,2023年11月には新たに中東でヨルダンのガザ地区へのイスラエル侵攻が始まった。こちらは民間人が集中砲火に巻き込まれるなど,難民の人道問題とも重なり,ウクライナ紛争をかき消すほどの勢いだった。
ところが,2024年11月6日のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が圧勝すると,事態は急速に展開した。2025年1月17日に42日間の実質的な停戦が実現した。さらに2月12日にはトランプ大統領とプーチン大統領が電話会談し,ウクライナ停戦に向けて大きな動きとなっている。
2025年1月20日に大統領に返り咲いたトランプ氏が次々に大統領令に署名をするとともに,側近にイーロン・マスク氏などの実業家を登用。さらに「アメリカ・ファースト」になるものなら,関税の引き上げを宣言し,国境を接するメキシコとカナダからは譲歩案が出たことで関税実施を1ヶ月猶予した。
やりたい放題をしているようにも見えるが,一方で世界の紛争を一時停め,永久停戦の糸口ができた。自称,「平和を愛する男」というのも,まんざらではなく響いてくる。
ガザ侵攻がようやく停戦合意--ウクライナvsロシアとの差を考える - jeyseni's diary (2025/1/18)では当時のバイデン大統領の功績のように見えたが,実際はこの数日後に就任するトランプ氏の「何を言い出すかわからない」態度に対してまさに「一時停戦」を余儀なくされた感じである。昨日のプーチン大統領との電話会談でも,疲弊したプーチン氏に対して強いアメリカがサポートしたようにさえ見える。
これでまたアメリカ流の地球操作が確実になった。中国も単なる相互関税ぐらいしか打つ手がないし,今後,北朝鮮とアメリカの関係がどうなるかによって,ロシアも中国も思わぬ方向にいく可能性に躊躇しているところだろう。
トランプ氏の主張に淀みがまったく感じられない。今の世界を動かせるのは自分だけだという自信に満ち溢れている。誰も止めることができない。トランプ氏の主張は,いわばイエス・キリストの言葉にも聞こえてくるから不思議である。人類の平和という課題に対しては,トランプ教の教えが正しいのかもしれない。
しかし,一方で環境問題は一層深刻になるだろうし,これによって海に沈む国ができ,絶滅する動植物が増え,さらに食糧危機は深刻になるだろう。しかし,いわば一神教であるキリスト教が他の宗教を弾圧したように,アメリカ以外の国,民族の未来については彼は責任を持たないのだろう。そういう意味で,アメリカにとっては神であり,他国から見るとデーモンだと言えるのだろう。
ただ,紛争がいったん止まることは素晴らしいことだと思えた。ほかに実現できた人はいないだろう。
その後の地球環境や経済,エネルギー,食糧については,日本の出番であることを改めて主張しておきたい。残念ながらアメリカの傘の下でしか,生き延びられないのが日本である。その意味で,石破総理のアプローチは実に巧妙だったと言わざるをえない。他の政治家では無理だっただろう。