2025/4/6の夜中に,中日本高速道路の管内でETCが動作しないという不具合が丸一日経過してようやく復旧した。プログラムの改修中の処理に問題があったようである。
個人的にも,パソコンやクルマで不具合が起きないことはない。そのために,パソコンでは「頻繁にファイルを保存する」このがクセになっているし,クルマではすぐに停車してディーラーに相談することが当たり前になっている。業務用であれば,毎日の始業点検は必須だし,特に客を乗せるタクシーやバスなどは重要である。しかし,物流を担うトラックはかなり荒っぽい運用が日常茶飯事なのか,タイヤが外れたり,タイヤの溝がすり減ったまま運用したりと,不安になることもある。
ETCも筆者の古いクルマでは後付けだった。ネットで申し込みをし,送られてきたETCを指定の整備工場に持ち込んで取り付けてもらった。年に数回しか利用しないので,通行するたびに緊張する。バーは本当に上がってくれるのか,と。電車の改札口は,常にオープンだが,残高不足などの場合にドアが閉まる仕組みになっているので,よほどのことがない限りドアにぶつかることはないし,仮にドアが閉まってもそれほど痛いわけではないのだが,ETCの場合はバーが下りた状態でクルマが接近するので,気持ちとしては緊張を強いられる。
今回のETCの不具合は,接近してもバーが上がらず,ゲートをスムーズに通過できない状態だった。係員のいるゲートと併設されている場所では,入線の際にETCを使わずに発券機で入線できただろうが,そうするとETCゲートしかない場所では下線できなくなる。不具合が発生する前にETCで入線した人も,ETCゲートから下線できないうえ,有人ゲートでも清算ができない。
さらに,バーを手動で上げたままにしてゲートの出入りができるように対応したため,だれがいつどこのゲートから入出線したのかの記録ができなくなった。
そして,この期間中も高速道路を利用した人は,未徴収となっている通行料金を後で専用サイトで入金しなければならないという。これは自己申告になるのだが,支払わないと「詐欺罪」になるという弁護士のコメントもネットでは掲載されている。
ということは,ETCの登録の確認によるゲートオープンの動作ができなかったが,ETCの確認はできたということなのだろうか。したがって,料金を支払わなければ,そのETCカードの持ち主を特定して罰金を取るということなのだろうか。しかしそれなら,リンクしているクレジットカードで請求できるわけだから,不思議に思っているのである。
高速道路を利用したのだから,通行料金を負担するのは問題ない。しかし,今回のようなシステム側の不具合が原因で利用者に不便な思いをさせているのだから,割引料金を適用するなどの措置があってもおかしくないのではないだろうか。
システムのバックアップがなかったことに対する反省も必要だし,トラブル時のマニュアルもなかったことについても,民間企業としては甘すぎる点を猛省してほしい。