筆者のクルマにもドライブレコーダーを付けてある。基本的には何かの事故の際の記録を残せるようにという考えなのだが,とりあえずまだそういう使い方をする場面には幸いなことに遭遇していない。
一方,ある場所に行く道筋を記録しようと,アクションカメラをダッシュボード上に置き,記録してみたことがあった。撮影開始はボタン操作であり,手の届くところに置く必要があった。
実際に走行した後,画像を確認してみた。アクションカメラでももちろんうまく撮影されていたが,考えてみれば「運転する」という行為とは別途,「撮影する」ためのボタン操作や,画像がきちんと撮れているかどうかの事前テストなどをする必要があり,余計な作業があったと認識している。
実はドライブレコーダーが同じように映像を記録していることを忘れていた。「そういえば,ドラレコの映像はどう映っているのだろうか」と,あとで思い出したのである。
筆者のクルマのドラレコには現在,32GBのマイクロSDカードが挿入されているのだが,使い始めて数年経つのに一度も画像を確認したことがなかった。カードの取り出し方すら迷うほどで,ドラレコをフロントウインドウからいったん外して取り出す始末だった。
確認してみると,記録したかったルート以外に,その前後の記録が延々と残されていた。google mapの履歴を見れば,地図上でどこを走ったかの軌跡は知ることができるが,「曲がる方向を間違えた」交差点がどういう場所だったかを知るのにストリートビューを見ればいいのだが,直感的にその前後の動きまで理解するのにはコツがいる。しかし,ドラレコの映像を見ればそれもすぐに分かる。
なるほど,そういう使い方もできるのだなと,改めて思ったのである。さらにびっくりしたのは,リアカメラの映像である。筆者のドラレコにはディスプレイた付いていて,前方の映像に加えてリアのカメラの映像が右上に小さく映される。あまりにも小さくて後続車のライトぐらいしか確認できないほどだった。SDカードの記録もこのディスプレイ上の画像が記録されているのだと思った。あとで拡大すればいいか,と思っていた。ところが,SDカードにはフォルダが2つあり,一方にはフロントカメラ,もう一方にはリアカメラの映像がそれぞれフルサイズで記録されていた。これには驚いた。「今ってこういうことになっているのね」とビックリしたのである。
スマホで撮影した写真や動画は,LINEやメール添付,あるいは最近ではニアバイシェアなどWi-Fi経由でPCに送信できるようになっている。おそらくドラレコでもそういう機能が搭載されるようになっているのではないかと思われる。そうすると,ドラレコ映像の活用範囲は広がるように思える。まあ,今使っているドラレコは,画像もきれいだし,不満もないので,まだまだ使える。アクションカメラ風の記録が,無意識の間に撮影されていることに感動した次第である。